保育士から見た保育園の園庭が狭い事にもあるメリット。

世間では保育園不足もよく言われて、認可保育園の数は増えていますが、その中で園庭がない保育園や、園庭があるけど狭い保育園も増えています。

私は、東京都内の保育園で保育士を10年ほどしていました。

私が初めに働いていた保育園の園庭は、園庭がとてもきれいで広く、木々も生い茂り、とても開放的で自然溢れる保育園だったため、保育園としても園庭はとても自慢の保育園でした。

しかしながら次に勤めた保育園は園庭が狭く、園内でも靴(上履き)を履く保育園でした。

保育士として働きながら感じた、園庭の広さが広い事、狭い事、それぞれのメリット・デメリットをお伝えいたします。

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広い園庭のメリットとデメリット。

まずは園庭が広いことのメリットから見てみます。

最初の保育園の広い園庭は、見通しがかなり良く、クラスの子供たちだけでなく、異なる年齢の子供たちの様子もよく見ることができていました。

また、この広い園庭は、運動会もでできてしまうほどの広さでした。

運動会が園庭でできる。

ということのメリットは意外とありまして、

  • 日頃の練習が本番と同じようにできるということ。
  • 同じようにできることで、何度も練習ができ、本番でも環境が変わることなく、安心して演技や競技に取り組むことができる。

という事があります。

こういった事は、子供がのびのびと成長するためにも、良い事だと思います。

また、外の公園で遊ぶのと違い、

安心して裸足で思い切りかけっこをすることができる。

というのも、子どもたちの経験にとても良いことでしょう。

草木も園庭の端っこの方に生い茂っていたため、ちょうちょやトンボなどの様々な虫たちがやってきてくれる木陰ができていました。

0・1歳児の小さい子どもたちも園庭に出て、ここにゴザを敷いて、植物や虫を眺めながら過ごしていました。

低月齢の子供も安心して外遊びができるというのもメリットですね。

さらに園庭が広いと、遊べる遊びもずいぶん変わってきます。

小さい子がいない時間になったら、園庭で思い切り、追いかけっこや三輪車・ボール遊びを楽しめるということは、お出かけした公園ではできないので、園庭が広い保育園ならではの遊びです。

やはり広い園庭にはメリットが多いです。

しかし、デメリットもあります。

園庭には草木ぐあり、そこに虫が来てしまいますので、季節によっては、

  • 毛虫などが来てしまう。
  • 消毒をしなければならない。

というデメリットもありました。

狭い園庭のメリットとデメリット。

その保育園を退職し、次に働きへ行った保育園は、都内の中でも割と都会、町の中心部にあったため、園庭が狭く、数個の固定遊具があり、それだけでいっぱいいっぱいな保育園でした。

園庭が狭いと、朝の登園の時間や、お迎えを待つ夕方の時間に全年齢が一斉に園庭に出てしまうと、とても混雑してしまって思いっきり遊ぶというの難しいですね。

園庭が狭い分、人数の把握や子どもたちの把握はしやすいのですが、やはり

  • 子供同士がぶつかってしまう。
  • ケガをしてしまう。

という事故は多かったように感じます。

ですが、晴れた日はほぼ毎日、散歩に行ったり近場の公園に行ったりしているので、

運動不足になるのでは?

という心配は無いと思います。

また、運動会は近くの体育館を借りて行います。

運動会を体育館を借りて行うと、天候に左右されることなく、日程が変わらないで運動会を行うことができるため、働いているパパやママからは、

ありがたい。

という言葉が多く寄せられましたので、これはメリットと言っても良いですね。

また、運動会が行われるのが10月といっても最近はまだまだ暑いです。

熱中症などの心配もあったり、年長さんくらいになるといいのですが、月齢が小さい子どもたちにとっては、外での運動会は”砂ぼこり”ということがとても気になります。

最近では気管支系が弱い子供も多いので、運動会を体育館ですることには、このようにメリットも多くあります。

しかし運動会やその他の行事のデメリットとしては、練習に何度も行く事はできないため、本番では自分の立ち位置がわからなくなってしまう子も時々いました。

日頃の練習ではできていたからこそ、本番でうまくいかずにちょっと悔しい気持ちになってしまうのは残念ですね。

保育園そのものが小さい。

他には、園庭が狭い保育園は、その保育園自体がスペースの確保が難しい場所にあることが多いですね。

その為、

駐輪場も狭い場所。

である事が多く、毎朝の送迎に苦戦している保護者の姿をよく見ます。

しかし、駐輪場が狭い事を、保護者の皆さんがきちんと理解し、お迎えに来てからもいつまでも園内で遊ぼうとすると、保護者の方がそれを止めている姿が見られたのは、園庭・駐輪場が狭い保育園だからでしょう。

保護者の方が迎えに来てくれたらすぐに帰る。

このようにきちんとしたメリハリを習慣にすることはとても大切だと思います。

園庭と同様に、狭い保育園というのは、子供に目が届きやすく、保育士もクラスの違う子供でも把握しており、クラスの分け隔てが無くてとてもアットホームな雰囲気というメリットがあると感じます。

また、子供の数も少ないので、

  • 感染症が持ち込まれたり、集団感染が少ない。

というのもメリットであるでしょう。

その反面、病気が持ち込まれた場合には感染しやすいという事もあります。

まとめ。

保育園の園庭が狭いという事を、入園してから気にする方もいらっしゃると思いますが、

そんな保育園にもメリットがある。

という事をお伝えいたしました。

もう一度、狭い園庭の保育園のメリットをまとめると、

  • 体育館を借りての運動会は日程がズレないし砂埃や熱中症の心配が少ない。
  • 送り迎えの時にメリハリがある。
  • 感染症が持ち込まれるリスクが低い。
  • クラスの分け隔てが無くアットホーム。
  • 園児1人1人に目が届く。

大切なのは保育園の広さではありません。職員達も、その環境の中でベストな方法を考えながら、日々努力をしています。

無理をして園庭が広くて遠い保育園を選ぶと、やはり通うのも大変です。

もちろん広い保育園には良い所もたくさんありますが、ご希望に合った保育園が見つかると良いですね。

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