アサリや貝の砂抜き、みなさんはどうやっていますか?
基本的には海水と同じ塩分濃度の塩水を作って、そこにアサリを浸しておくわけですが、海水と同じ塩分濃度にした塩水ってどのぐらい?
もしかしたら舐めてみてこのぐらいかな?と、適当な濃さの塩水を作って砂抜きしていませんか?
海水と同じ濃度の塩水は、3%の塩水です。
この3%の海水が、アサリなど貝の砂抜ききには最適!
でも計算して量を計って作るのは面倒ですね…そんな塩水を500mlのペットボトルだけを使ってとっても簡単に作る方法と、アサリの砂抜きの正しいやり方。
それからとっても簡単で美味しいアサリのおすすめレシピをご紹介いたします。
3%海水と同じ濃度の塩水の作り方。
500mlのペットボトルだけを使って、海水と同じ塩分濃度が3%の塩水を作っていきましょう。
500mlのペットボトルにお水を入れたら、入れる塩の量は500gの3%なので15gになります。
この15gのお塩というのが、なんとペットボトルの蓋で2杯分なんです!
なのでペットボトルの蓋を使って、お塩を2杯分、ペットボトルのお水の中に入れたら、蓋を閉めたらシェイクシェイク!
よく振って、塩が溶けたら3%の海水の出来上がり〜。
これで海水と同じ濃さの塩水を、ペットボトルだけを使って簡単に作れますね。
この塩水を使ってアサリの砂抜きをしていきましょう。
アサリの砂抜きのやり方。
まずはアサリを水でこすり洗いします。ただ、スーパーで買ってきたアサリはキレイなので、ザックリと洗うだけで大丈夫。
潮干狩りで取ってきたアサリの場合には汚れなどが付着しているので、しっかり目に両手でアサリを持ち、ゴリゴリとこすってこすり洗いをした方が良いかもしれません。
それからボウルとザルを重ねて、その中に先程作った塩水を入れましょう。
この塩水にアサリを浸けます。
この時の塩水の量は、アサリが浸るぐらい。水の量が多いとアサリが酸欠になってしまいます。
それから新聞紙やアルミホイルをボウルに被せます。
これには2つの理由があり、暗くして砂の中の環境に近付けるという意味と、アサリが塩水を吹き出した時に飛び散らないようにするタメです。
このように、アサリが生きている環境に近付ける事で、アサリが安心して砂を吐き出してくれます。
アサリは冷蔵庫に入れる必要はありませんが、静かで暗い場所に置いておくのもポイント。
またザルを使っておくと、吐き出した砂はザルの下に落ちてくれるので、砂抜き後のアサリを取り出す時に便利です。
砂抜きにはどうして海水が必要なのか?
少し話はそれますが、そもそもどうしてアサリに砂を吐かせるには海水が必要なのか?
アサリは海の中で餌を食べたり海水を吸い込んで呼吸をしますが、その時に砂も一緒にアサリの中に入ります。
この砂が吐き出してもアサリに残っているので、砂の無い海水の中で呼吸をさせれば、砂はだんだんと抜けていくんですね。
ですが水道水ではアサリは呼吸ができませんし、安全な状況だと認識しないとしっかり吐き出してくれません。
そのためアサリの砂抜きには、砂の無い海の中と同じような環境にしてあげる必要があるんですね。
おすすめのアサリレシピ。
砂抜きができたらアサリの調理ですね。
アサリを使ったおすすめレシピは、やっぱりシンプルなアサリの酒蒸しやアサリバター!
私も大好きな、この2つの作り方をご紹介します。
アサリの酒蒸しの作り方。
材料はコチラ。
- 砂抜きしたあさり:400g
- 酒:大さじ3 (あさりの1/3が浸るぐらいが目安)
- 三つ葉:適量(5〜6本)
作り方も簡単。
①フライパンにあさりを入れて、酒をまわしかける。
②中火にかけ、酒が沸いたらふたをして、時々フライパンをゆすりながら2分ほど蒸し煮にする。
③あさりの口が開いたら三つ葉を加えて、軽く混ぜ合わせたら器に盛ります。
手早くできて、味付けも特に無しで美味しくできます。アサリの旨味がでた煮汁の美味しさも、アサリの酒蒸しの魅力ですね。
お好みで、三つ葉ではなくネギを散らしてもグッドですよ。
お酒は料理用の日本酒で構いませんが、キッコーマンの料理用のお酒をいつも使っています。魚やお肉の臭みを消す有機酸が豊富でアサリの酒蒸しにピッタリです。
アサリバターの作り方。
次にアサリバターのレシピです。と言っても、先程のアサリの酒蒸しにバターをプラスするだけですが、美味しくするポイントは、
先にバターを使って加熱すること。
そうすると、バターの味がアサリにしっかり付きます。
材料は、
- 砂抜きしたあさり:400g
- 酒:大さじ3 (あさりの1/3が浸るぐらいが目安)
- 有塩バター:20g
- 小ネギ:適量
アサリバターの場合は、三つ葉よりも小ネギが合うと思います。
アサリバターの作り方は、
①フライパンを中火で温め、バターを溶かす。
②アサリを入れて、蓋をして、フライパンをゆすりながらアサリの口が開くまで加熱。
③仕上げにお酒を加え、蓋をして1分ほど加熱する。
④器に盛り、ネギを散らせば出来上がり!
あさりはパカっと口を開いた時が1番美味しさが出る瞬間なので、どちらのメニューも火を通し過ぎない事が美味しく作るポイントです。
また、火を通し過ぎると、貝殻が割れやすくなって、食べにくくなってしまいます。
どちらもシンプルだけど美味しくて、わが家の子供も大喜びするアサリの定番メニューですね。
お好みで醤油を加えたり、お酒の代わりに白ワインを使えば洋風に。更にオリーブオイルとニンニク、唐辛子を加えればアヒージョのような味付けに!アレンジも簡単ですよ。
まとめ。
アサリは素材の旨味がしっかりとしていて、簡単な調理で美味しくいただけます。
下準備として、海水と同じ塩分濃度の塩水=3%の塩水が必要となりますので、
- 500mlのペットボトルだけを使って簡単に作る方法。
- それを使ったアサリの砂抜きのやり方。
- それからおすすめのアサリレシピ
をご紹介しました!
うまく砂抜きができない方も、ご家庭にある500mlのペットボトルで海水を作ると簡単です。
お試しくださいませ〜。
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