うーさーぎうーさーぎ、何みてはねる?十五夜お月様みーてーはーねーるー。
子供にとっても何だかロマンを感じる十五夜の日のお月見。
わが家の子供も本気でお月様の中にウサギがお餅をついている姿を見ています。
お月見に付き物なのがすすきですね。
都会ではお月見の時に飾るすすきを手に入れるのも難しくてなっていますが、そもそもどうしてお月見にすすきを飾るのでしょうか?
子供に聞かれても答えられるようにしておきたいですし、子供にもその意味を伝えていきたいですよね。
そこで、お月見の日にどうしてすすきを飾るのか?すすきの代わりに飾れるものは?といった事をお伝えしていこうと思います。
お月見を楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
十五夜とはいつの事?どうして十五夜?
十五夜とは、1年の中で一番きれいに満月が見られる秋の日の事。
昔(旧暦)は新月の日を毎月1日にしていたので、毎月の15日の夜にほぼ満月になっていたので、この日の事を十五夜と呼んでいました。
中でも秋の真ん中(旧暦の7,8,9月の真ん中の8月)の満月が1年で1番きれいなので、中秋の名月と呼び、現在ではこの日の事を十五夜と呼んでいます。
ですので現在は9月か10月の満月の日を十五夜と呼び、お団子やお野菜や果物、すすきを飾ってお月見をする日になっています。
「昔の8月15日にあたる日だから十五夜と呼び、秋の真ん中の1年で1番きれいに見える満月を見て楽しむ日。」という事ですね。
十五夜の日にすすきを飾るのはなぜ?
十五夜は、秋に農作物が豊かに収穫できる事への祈りと感謝の気持ちを捧げる風習です。
旧暦では月の満ち欠けを暦の基準としていて、お月様をとても大切にしていました。
なのでこの日にお月様に収穫物をお供えするのですが、稲穂はまだ穂が実る前の時期だったため、稲穂に見立ててすすきを飾るようになりました。
またもう一つの理由は、すすきの切り口が鋭い事から、すすきには魔除けの効果があると言われていたからです。
中が空洞になっているすすきには、神様が宿るとも考えられ、お月見に備えたすすきを玄関に飾っておくと、その一年は無病息災になるとも言われています。
十五夜のすすきの代わりになるもの。
さて、十五夜にすすきを飾ろうと思っても、現在はなかなか手に入らないのではないでしょうか?
スーパーやお花屋さんで売っていれば購入する事もできますが、それすらも見つからない場合もありますね。
Amazonで造花のすすきを買うという方法もあります。
わざさん買うのも…と思うかもしれませんので、そんな時はすすきの代用として猫じゃらしはいかがですか?
猫じゃらしなら近所の公園などで簡単に見つかるかと思います。
え!?猫じゃらし?
と思いかもしれませんが、わが家でも猫じゃらしをすすきに見たてて飾ってみたところ、意外にも可愛いんです!
たかが猫じゃらし、されど猫じゃらし。
長めの猫じゃらしを摘んできて、3〜5本を束ねて余分な葉っぱを取り、長さを良い感じに切り揃えて花瓶に入れて飾ると、大きさも程よく、ミニお月見飾りに最適!
猫じゃらしはイネ科で穀物の原種に近い植物ですし、そもそも、すすきも稲穂の代用品ですからね。
ただ子供に猫じゃらしの事を「これがすすきだよ。」と伝えるのはやめてくださいね。正しい知識で教えてあげてください。
ちなみに河原で見かけるすすきは、実はすすきではありません。ほとんどがオギという植物で、すすきとは別物なんです。
折り紙ですすきを作ってお月見しよう。
もう一つ、すすきが手に入らなかった時の代用として、折り紙で作ってみてはいかがでしょうか?
動画のように折り紙を使ってとっても簡単にすすきを作ることができます。
この折り紙ではすすきの葉っぱの部分も作っていますが、葉っぱ無しで小さな花瓶に挿してもかわいいですよ。
お団子もすすきも手作りのお月見、きっと子供も喜びますよね。
ちなみに先程の造花のすすきの他にも、飾るためのお月見セットも購入できます。
このお月見セットは和紙で作られているので風情もあってかわいいお月見セットですし、毎年使い回す事もできるので便利ですよ。
まとめ。
日本には他にも様々な行事が残っていますが、その多くの行事で大切なのは感謝の気持ちです。
すすきが手に入らないからといった理由でお月見を諦めてしまうのは残念ですね。
お月見は一年で一番キレイなお月様を見ながら楽しむものでもありますし、そういった習慣を体験しないで育ってしまうのでは寂しい気もしますよね。
例え代用品で間に合わせたとしても、感謝の気持ちや日本の風習を楽しむ心を忘れない子供に育って欲しいと思います。
子供と一緒にお月見団子を作ったり、お供えをして月を眺め、楽しい思い出を作ってください。
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