みなさんこんにちは。
長年、なかなか治らない手荒れに悩んでいた40代の主婦です。
仕事もしていたので専業主婦ではありませんが、この手荒れ、病院では主婦湿疹と診断され、ステロイドの塗り薬を処方されてもなかなか治らないで繰り返していました。
病院を変えてみても同じで、改善する事はあっても、季節的な事や環境的な事の変化があると、また悪化。
そんな手湿疹も、今はかなり改善された状態が2年ほど続いています。
同じように治らない主婦湿疹にお悩みの方に、私の対処法とおすすめグッズをご紹介します。
少しでも参考になれば良いな。と思います。
主婦湿疹とは?
主婦湿疹とは、痒みを伴う手荒れ。
主婦に発症する事が多いので主婦湿疹と呼ばれますが、医学的には“進行性指掌角皮症(しんこうせいししょうかくひしょう)”や“接触皮膚炎”、“刺激性皮膚炎”とも言います。
他にも調理師さんや美容師さんなど、手を使う仕事をしている人にも発症する人が多いそうです。
湿潤性と乾燥性の2つのタイプがあり、プツプツと水泡ができるのが湿潤性、乾燥してパックリ割れたりするのが乾燥性ですが、私の場合は両方の症状が同時に出てしまっていました…
手の平は乾燥して常にパリっと、手の甲はいつもカサカサしている上に、痒くてたまらない水泡は色々なところに。
夜は痒くてなかなか寝れないし、夜中に何度も痒さで目が覚めていました。
主婦湿疹の主な原因。
主婦湿疹と呼ばれる手荒れの原因の多くは、
- 乾燥
- 刺激
です。洗剤やシャンプーを使用する事で、手の表面の皮脂まで洗い流してしまう事による乾燥。
それから摩擦による刺激からの乾燥も原因になるので、紙や段ボールなどを触ることが多い方も発症しやすいです。
また、アトピー性皮膚炎などの皮膚のトラブルを抱えている方も、主婦湿疹(手湿疹)になりやすい傾向があります。
いずれの場合にも、乾燥と刺激を原因として、手の平や手の甲に炎症を起こし、痒みや腫れたような赤み、水泡ができたりパックリと割れてしまう症状が出ます。
痒みと痛みで本当に辛いですよね?
洗濯物を干したり畳んだりといった家事もまた、刺激となり、乾燥して手荒れを招くので、皮膚科では
「家事を頑張り過ぎてるんですよ、少し旦那さんに手伝ってもらいましょう。」
とも言われてました。でもそうもいかないですよね。
主婦湿疹になったら?
一度なるとなかなか治らない主婦湿疹(手湿疹)。
良くなってきたかな?と思ってもまた悪化するのを繰り返したりします。
やはりまずは皮膚科を受診して適切な薬を処方してもらった方が良いでしょう。
ステロイドの塗り薬を処方される事が多いと思いますが、もう一つ、よく処方されるのが、保湿剤としてのヒルドイドです。
小児科では、子供にも赤ちゃんの頃からよくローションタイプのヒルドイドが処方されていました。
大人の手湿疹にはクリームタイプが処方されると思いますが、使い方にコツがあります。
それは、ヒルドイドをマッサージをするようにしっかりと塗り込む事。
このことを言ってくれないお医者さんも時々いらっしゃいますが、ヒルドイドを使用する時には是非、そうしてください。
効果がまるで違います!
ヒルドイドの市販品のおすすめ。
ヒルドイドはヘパリン系類似物質という薬で市販品にも同じ成分のものがあります。
中でもおすすめは、HPクリーム。
「おでこや手足・首などのお肌の乾燥に使える」「ステロイド無配合で赤ちゃんから使える」保湿剤ですし、ホームページには非常に詳しく説明があるので信頼度が高いです。
ただ、このヘパリン類似物質は、血液を固まりにくくしたり、血行を促進させる事もあるので、かき壊して出血している部分への使用は悪化させてしまう可能性があります。
やはりステロイド薬で改善させる必要があります。
ステロイド薬の市販品のおすすめ。
主婦湿疹(手湿疹)のステロイド薬の市販品としては、メディクイックが有名ですね。
フルコートfも私の手にはよく合っていたようで、寝る時に塗って寝ると、翌朝にはかなり改善されていました。
フルコートのホームページにも、手湿疹についての記載があります。
画像引用元:https://www.flucort.jp/sick/sick_14.html
特にかき壊してしまって保湿剤やハンドクリームが使えない時には、ステロイド薬を使用して改善しておく必要があります。
もう一つ、皮膚トラブルに対して万能なのが、ワセリン。
ワセリンは洗い流されてしまった手の油分を補ってくれますし、皮膚を保護してくれます。
出血してしまった場所にも使えるので手放せない常備品。
このワセリンを使った対処法が、今の私の主婦湿疹のメインの対策ですので、以下にご紹介します。
寝る時にもワセリン&手袋の使い方。
寝る時にも手袋をしておくのが効果的と言われますが、どんな手袋が良いと思いますか?
綿?シルク?
実はポリエステルのビニール手袋が私には合っていました。
寝る時にはワセリンを塗って、ビニール手袋をしたまま寝る事で、多少のかき壊しや、プツプツ出てくる湿疹や水泡も、朝にはかなり改善されます。
症状がひどい時には、その部分にフルコートfを。軽い時にはワセリンだけで。
エンボス無しのポリエチレンの手袋が良いですよ。
それから日中のケアも大切ですが、寝る時というのは時間的にも長いですし、手袋をしたまま寝ることで、無意識に掻きむしる事も防げ、効果が高いと感じています。
参考にしたのは下のブログ記事。
たまたまですが、どちらも美容師さんのブログですね。
手が荒れやすい職業ですし、お客さんにも見られるので、ハンドケアには気を使う方々ですね。
主婦湿疹の予防の方法。
主婦湿疹に一度でもなった方は、その後は主婦湿疹になりやすいという事を忘れないで下さい。
特にそういった方は、普段の日中の生活でも予防するために手のケアをする事が大切です。
症状を出さない!軽い症状で抑える!
そのための主婦湿疹の予防法は、とにかく保湿と刺激を減らすこと。
以下のような事に気をつけましょう。
- ハンドクリームを小まめに塗る。
- 洗剤やシャンプーは刺激の少ないものにする。
- 洗い物をする時にはゴム手袋。
- 寝る時にはワセリンとビニール手袋。
基本的な予防法をしっかりとやりましょう。
洗い物をする時のゴム手袋は、使い捨てのピッタリとしたゴム手袋はおすすめできません。
内側のパウダーが刺激してしまう事も多いですし、ラテックスアレルギーを起こす心配もあります。
選ぶ時にはニトリル製でパウダーフリーの手袋にしてください。
私のおすすめは、マリーゴールドのゴム手袋。
使い勝手が非常によく、破れにくいのでコスパも良いと感じています。
*参考記事

その他にも手を使う時(洗濯物を干したり畳む時など)もできれば手袋をしましょう。
この時には綿やシルクの手袋で指先が出ている手袋がおすすめですよ。
まとめ。
痒みの辛さって、わからない人にはわからないのでしょうが、我慢するのも掻いてしまうのも、どちらも本当に辛いですね。
手の乾燥と刺激を出来るだけ減らして、予防や悪化するのを防ぐと共に、主婦湿疹になってしまった時には、ステロイド薬も使って早く保湿剤などが使用できるぐらいまで改善させる事が重要です。
そして一度なった人は再びなりやすいという事を頭に入れ、普段から適切な対策をしておきましょう。
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