秋の味覚の代表と思われがちなさんま。
ですが、旬の時期は夏です。
と言っても、暦の上では秋は8月7日の立秋からなので、確かに秋の魚という事になりますね。
漢字で書くと、秋刀魚。刀のような姿の秋の魚という意味でしょうかね?
秋になると食べたくなるという方も多いかと思いますが、自宅の魚焼きグリルで焼く時に、
強火?弱火?
焼き時間は?
内臓やうろこは?
という疑問を持ちませんか?
今回はそんな秋の味覚、さんまの美味しい焼き方をご紹介します。
正しい焼き方は?美味しい焼き方は?と疑問も多いのですが、実はとても簡単なんですよ。
さんまの選び方。
まずは美味しく焼く前に、美味しいさんまを選びましょう。
魚屋さんでさんまを買う時の、美味しいさんまの選び方です。
口が黄色いさんまを選ぶという選び方はよく耳にしますね。
それ以外にも、ポイントがいくつかあります。
- 目が赤くなっていない。
- 背中が盛り上がっている。
- 背中がしっかり黒く、お腹はキレイな銀色。
そしてしっかり脂が乗っているさんまは、お腹側も盛り上がっています。
基本的には大きく太ったさんまが美味しいです。
なかなか全ての条件が揃っているさんまは見つかりませんが、こういった事を基準に選ぶと良いですね。
特に口の先が黄色いのは、新鮮な証拠です。
さんまの下ごしらえ。
さんまを美味しく焼くには下ごしらえも大切!
まずはお店でやってるプロの下ごしらえの方法。
自宅でそこまでやらなくても十分!という方法もありますので、合わせて見てみましょう。
プロの下ごしらえ1 うろこを取る。
プロはさんまも鱗を取ります。
さんまには鱗はほとんど残っている事は無いので、ご家庭では指で触って残っていないか確認するぐらい。
少し残っていてもちょっとザラつくだけですし、無理に包丁でこそいで取ると、逆にさんまを傷付けてしまいますね。
プロの下ごしらえ2 表面を洗う。
プロは塩と片栗粉を混ぜた水でさんまの表面を洗ったりします。
ご家庭では普通の水で軽く洗ってぬめりを取り、キッチンペーパーなどで水気を拭きましょう。
これで皮までパリっと美味しく焼きあがりますよ。
プロの下ごしらえ3 塩を振る。
この塩の振り方が1番の肝!
20センチぐらい上からパラパラと、さんまの表面に塩がしっかり乗っているのが見えるぐらい振ります。それから指でポンポンと叩いて塩をなじませます。
このように多目に塩を振ると、表面がパリパリ!臭みも無い美味しい焼きあがりに。
これは是非ご家庭でも。かけ過ぎ?と思うぐらい塩をフリフリかけましましょう。
もちろん裏面も。
さんまをグリルで美味しく焼く方法。
いよいよ焼いていきますが、その前に大切なポイントは、まずは魚焼きグリルの予熱をします。
強火で3分ぐらい、グリルの中を十分に温めます。
十分に温めたら、魚焼きグリルにさんまを乗せて焼いていきますが、この時のポイントは、さんまを置く位置。
グリルの端に寄せて、グリルの熱源になるべく近くなるように置きます。(ためしてガッテンでもやってました。)
それからさんまには切れ目を入れないで焼きましょう。
確かに切れ目を入れると、見た目も良くてプロっぽく、皮も取りやすいのですが、さんまの大事な旨味の脂が逃げてしまいます。
火加減と焼き時間。
さんまを焼く時の火加減は、
中火でじっくり!
弱火だと表面が焼ける前に脂が出ていってしまいますし、強火だと焦げちゃいますね。
かと言って、火加減の調節をする必要はありません。
中火でじっくり!焼き時間の目安は、両面焼きグリルなら7〜8分。片面焼きグリルの場合は、片面5分、裏面4分ぐらいが目安。
目で確認して皮が美味しそうにパリっとした焼き色が付いたら完成!
さんまの焼き方のまとめ。
プロの下ごしらえの方法もお伝えしましたが、ご家庭ではそこまでやらなくてもパリパリの皮!脂がジューシーで臭みの無いさんまが焼き上がりました!
ポイントは、
・多めに塩をふりかける。
・グリルを予熱する。
・中火でじっくり!
これだけです。さんまを美味しく焼くにはアレコレ悩む必要は無かったんですね。
脂を逃さず表面パリっと!臭みも無い美味しい焼きさんま、焼き加減はお好みもあるかと思いますが、ぜひ試してみて下さいね。
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