英語やプログラミングの必須化などにより、小学校の授業が大きく変わります。
それと同時に耳にする事が多くなったSTEAM教育。
読み方はスティーム教育です。
このSTEAM教育とはなんの事?アートが大事な理由って?
聞き慣れない言葉に戸惑うパパやママさんのために、小学校の授業に導入されるSTEAM教育についてわかりやすく解説いたします。
STEAM教育とは?どうしてアートが大事なの?
そもそもSTEAM教育とは、1つの概念の事です。
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(ものづくり)、Art(芸術)、Mathematics(数学)という4つの単語の頭文字をつなげた言葉ですが、元々はアートが含まれておらず、STEM教育(ステム教育)でした。
これからの時代に向けて、ロボット研究やAIのシステム開発ができる人材を育成するために始まったのがSTEM教育。
ところが、STEM教育で得られる知識や技術だけでは、モノをうまく形にする事ができません。
そこで、
デザイン性や創造性を重視した、アートという要素が加えられる事により、実際にものづくりに役立つ教育概念になりました。
いくらロボットやAIが発達しても、それを使う人が使いやすいようなデザインや形でなければ、受け入れられにくいですし、使う事ができませんね。
このように、アートというのは科学技術の分野でも重要になってきます。
そして何よりも想像性ですね。新しい物を作り出す想像力は、アートの分野で養うことができるでしょう。
日本のSTEAM教育の事例。
先程も書いたように、STEAM教育というのは1つの概念です。
この概念に基づいて導入されたのが、小学校でのプログラミング授業です。
今後10〜20年の間に、多くの仕事がロボットによって賄えるようになると言われています。
そこで、この先、日本だけでなく世界で求められる人材は、
それらのロボットを作る側、使う側として活躍できる人材です。
もっと言うなら、開発をすることができる人材。
日本でもそれに取り残される事がないように、少し遅れてSTEAM教育が始まった訳ですね。
小学校でのプログラミング授業が最も大きな事例かと思われますが、その他にも埼玉県にSTEM教育研究センターの設置や、スーパーサイエンスハイスクールの指定を受けた学校は全国に200以上あります。
これからは凄いスピードでこの概念が浸透して、当たり前の事になっていくでしょう。
まだまだ認知度の低いSTEAM教育の概念に基づいて学びたいならば、塾などを検討してみると良いかもしれません。
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海外でのSTEAM教育の取り組みは?
アメリカではオバマ前大統領が演説の中で、
- コンピューター・サイエンスは国の未来のために必要である。
- スマートフォンやゲームで遊ぶだけでなく、実際にプログラミングをしてみよう。
と、訴えました。日本よりも早い段階から、その必要性に注目していたんですね。
それに賛同した技術者や開発者により世界に広がり、今ではアジアの新興国であるシンガポールやインドでも注目されています。
変化の早いテクノロジーの社会において、今を頑張る事よりも、将来を見据えた教育が必要になってきているんですね。
プログラミングとSTEAM教育の違いは?
さて、ここまで読んでプログラミングとSTEAM教育の違いはおわかりですか?
プログラミング=STEAM教育。
ではありませんが、小学校でプログラミング授業を取り入れるというのは、STEAM教育の概念を1番わかりやすく学校教育に組み込む形です。
さらにロボットプログラミングとなれば、実際にモノを作るArtやEngineeringの要素も含まれていきます。
逆に言えば、小学校でのプログラミング授業だけでは、STEAM教育と呼ぶには足りないという事でもありますね。
小学校でのプログラミング授業では、物事を順序立てて考え、問題を自分で解決する力を養う事を目標としています。
それに加えて、
自分で何かを考えて作り出す。そして表現する。
という事が、今後の社会で活躍する人材になるためには必要になってきます。
プログラミング授業はあくまでSTEAM教育の一環なんですね。
STEAM教育を学ぶには?
子供に対するSTEAM教育で大切なのは、子供の感性を豊かにする事。
その上で、それを形にする技術や知識です。
専門的で優れた知識だけでは、現在の技術的な部分を支える事はできても、さらに進化していく事ができません。
そこで重要となるアートの分野をいかにして取り入れて学習するか?
アートの部分だけに絵画教室や造形教室に通うという方法も、創造力を養うためには有効でしょう。
ですがそこで学ぶべき事は、絵画や造形の技術ではなく、あくまで感性や表現力という事を意識した方が良いでしょう。
STEAM教育に直結するものとしては、ロボットプログラミングが1番近いとも言えます。
ロボットプログラミングを学ぶのに最適なのは、世界的に認められているレゴを使った教材でしょう。

また、もっと手軽に、4歳からいち早くSTEAM教育に触れられて、
感じる→考える→作り出す。
といった、これからの子供達に本当に必要な教育を追求した新しい通信教材もあります。

いずれにしても、世界から少し遅れている日本のSTEAM教育は、今後ますます加速しながら浸透していくと考えられます。
子供達に期待が集まるところですので、いち早く取り入れるのが勝ちかもしれません。
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