妊娠がわかった時、嬉しさもいっぱいですが、同時に不安もいっぱいですね。
中でも働く女性にとっての疑問点は、妊娠した時に、
職場への報告はいつが良いのか?また、報告する時に気をつけておく事。
などがあります。
育児休暇をスムーズに取るために。そして育休からスムーズに職場復帰するために仕事の引き継ぎをしておくための注意点や心構え。
そして最後に、働いている女性にとって妊娠のタイミングはいつ頃が良いのか?についてお伝えいたします。
会社に妊娠の報告のベストタイミング。
子どもができたとわかったとき、いつ頃会社に報告したらよいのか?
これもよくある疑問です。
答えは、
「なるべく早く報告する」
です。
初めての子どもの場合、上司への報告をためらう気持ちになるのはめずらしいことではありません。
日頃から育児中の社員に不満をもらすなど、妊娠・出産に理解がない事が見え見えの上司がいらっしゃる場合、歓迎されない反応を予想して報告したくない気持ちになるかもしれません…
また、単に
安定期になってから報告しようと思う人も多いようです。
これも気持ちはよくわかりますが、出産前後には短くても 4ヵ月、長ければ 3年も休むことになるため、職場では休業予定者が行っていた仕事を他の人に割り当てたり、場合によっては人の異動や雇用をしたりしなければなりません。
そういった手配には時間がかかります。
ですので、それらの手配や報告した相手の理解を深めるためにも、報告が早ければ早いほど、周りは対応しやすいということになります。
また、母性保護制度を積極的に利用して、妊娠と仕事を安全に両立するために、早目に報告することが自分のためにもなるのです。
なお、
- 妊娠したことをまだ公表したくない。
- 流産しやすい体質のためあまり早い段階から報告したくない。
という場合はどうしたらよいのでしょうか?
そういう場合にも、上司にだけは報告しておきましょう。
そして、周囲に公表してもよい時期や、流産の可能性があることなどもちゃんと伝えておきます。
部下のプライベートなことをきちんと把握し黙っているべきことは黙っている。
管理職にはそういう人がなっているはずですので、思い切って話してみましょう。
もし事情があってどうしても言いづらい、という場合には、上司の上司や、人事担当者などで他に信頼できる人に相談してみましょう。
仕事の引継ぎを完璧に。
今担当している仕事の引継ぎ相手が決まったら、引継ぎ計画を立てましょう。
自分が担当している仕事、作業をすべて書き出し、
- 仕事の種類で分類する。
- 種類によって引継ぎ相手を記入する。
- 相手毎に引継ぎスケジュールを作成。
- 引継ぎ資料を作成し引継ぎを実施。
適宜、上司にも見てもらい、引継ぎ項目、選んだ引継ぎ相手が適当かどうかを確認します。
引継ぎ相手が多忙でなかなか引継ぎ時間がとれない場合など、さまざまな理由で引継ぎがうまくいかない場合も上司に相談しておきましょう。
引継ぎ資料は特に大切です。
引き継ぎ資料は、あなたがいない間に引継ぎ先の人をはじめとして、多くの人が目にして、休んでいる間にも、あなたの代わりになる存在です。
そう思ったら、なるべくわかりやすいものを書こうという気になりますね?
その仕事についてどのくらい理解していたか?担当が変わっても、滞りなく仕事が進むことを目的に書かれているか?
そういった観点で見て、休業予定者が行っていた仕事を他の人に割り当てたり、場合によっては人の異動や雇用をしたりしなければなりません。
そういった手配には時間がかかるので、やはり報告は早ければ早いほど周りは対応しやすいということになります。
多くの人が目にすることになりますので、ぜひ間違いのない、わかりやすい資料を作って下さい。
産前休暇に入る前に伝えること。
出産が近づき、産前休暇に入る前には、上司との面談、または上司と人事との三者面談がある職場が多いと思います。
その際には必ず以下のことを伝えておきましょう。
- 里帰り出産をするかどうか?
- する場合、期間、滞在場所の住所と電話番号 ・個人用携帯電話番号
- 個人用メールアドレス(PC、携帯電話の両方)
- 復職予定日
- 育児休業期間
- 保育園の入園許可が出ないなどの理由で育児休業を延長する可能性があるかどうか?
- ある場合、いつ確定するか?( 認可保育園の入園許可が発表になる2月上旬など)
これ以外のことでも、休暇中のことや復職後のことで気になることがあったら相談し、会社もあなたも、安心して休業して出産に専念できるような状態にしておくことが大切です。
いつ頃が産み時ですか?
働いている場合、
妊娠のタイミングはいつ頃が良いのか?
これから出産を考えている女性と、育児と仕事のバランスについての話をしていると、とてもよくある質問です。
出産は計画してもその通りにはいかないものです。
先延ばしにしていると、年齢や体調的にベストコンディションでの妊娠・出産のタイミングを逃してしまうかもしれません。
そのため、
「あまり考えすぎないほうがいいですよ」
というような答え方をしてきました 。
ただ、入社してから出産までのキャリアの積み方によって、育休後の仕事面での課題が変わってきます。
早い段階での妊娠。
例えば、入社してから概ね3年以内に出産した場合、仕事を覚える時期の真っ最中である場合も多く、時には時間外労働をしてでもやり遂げるべき仕事があるかもしれません。
この時期が育休後と重なると必要な経験が積めなくなり、同期から早くも遅れてしまいます。
職場復帰した時に、
遅れたくない!
という気持ちと、
育児のため仕事に十分な時間がかけられない…
という制限の板挟みになり、精神的に追いつめられてしまう可能性があります。
ですが、早い段階での産休は、育児が落ち着くのも早いです。その後は仕事に専念し、リカバリーできる可能性が高くなりますね。
一人前になってからの妊娠。
一方で、主任、係長、サブリーダーかそれ以上のポジション、すなわち、ある程度仕事を周りの人に任せられる立場で妊娠・出産に臨んだ場合、効率よく仕事をする工夫が自分でできますし、同僚などに自分の仕事を教えて分担してもらうこともできますね。
周囲から認められて、職場の中でなくてはならない存在になってからの出産の場合、育休から戻るときに「待ってました」と言われることもあります。
仕事に慣れ、職場にも慣れ、周りからも信頼されるようになってからの妊娠は、ご自身でも対応がしやすいのではないでしょうか?
周りからのフォローと、自分の中にできた自信とに支えられて、多少つらくても頑張っていこうという気持ちが自然に湧いてくる状況で、仕事と育児との両立に臨むのが理想であり、それは一人前になったと言われるようになる頃かもしれません。
ただ、責任のあるポジションにいる場合、
・長く休む事で周りに迷惑をかけるのでは?
・この仕事、人に任せられるだろうか?
という不安を感じる人もいます。
どちらにしても不安やデメリットがありますので、やはりあまり深く考えないで、体調的な事や、旦那さんの仕事、祖父母のフォロー体制なども考慮して、妊娠は自分自身のベストなタイミングにしましょう。
まとめ。
働く女性にとって、妊娠のタイミング、そして報告のタイミングは悩むところでしょう。
産後の育児はとても大変な事も多く、周りのフォローなくしては成り立ちません。
妊娠を希望しているのであれば、早めからの準備や情報収集も大切ですが、妊娠してからでもできる事もあります。
そして妊娠した時には、職場での適切な対応をして出産に臨んでください。
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