小学生の忘れ物は届けるべき?親の責任は何歳まで?

 

小学生の子供が忘れ物をした時、その忘れ物を届けますか?それとも届けないようにしてますか?

小学生のお子さんを持つママの皆さん。

お子さんが、忘れ物をして学校に行ってしまうことありますよね?!

そんな時どうしていますか?

昼間働きに出ているから、物理的に届けることができない。

もちろんそんな方もたくさん居ると思いますし、それは仕方がないことだと思います。

でも、専業主婦だったり、届けられる時間は家に居るママは、届けることが可能ですよね?

小学生が忘れ物をした時どんな対応をすればいいのか?

意見が分かれる所でもあり、小学校によって対応や方針が違ったり、学年によっても考え方が変わってくるので、自分の経験や周りのママ達の意見を踏まえて、この悩みを考えてみたいと思います。

 

■一年生〜低学年の間は親にも責任がある

まずは自分の子供のことを書きます。

私は、子供が低学年の頃は基本的には忘れ物に気が付いた時は届けるようにしていました。

理由は、

低学年の間は忘れ物を一緒にチェックするのも親の仕事だと思っていたからです。

つまり、一年生〜低学年の間は、忘れ物は親の責任。

学校に迷惑もかけられないので、忘れ物をすると、

「あ〜!」

と、親の私の方が責任を感じてとにかく慌てて届けに行ってしまっていたような感じでした。

特に一年生の間なんてまだまだ自分で忘れ物をしないように準備をするのは難しい時期ですね。

だからと言って、忘れ物をしても親が届けてくれるのが当たり前。という意識のまま育ってしまうのも困りもの…

またこの期間に、少しずつ自分で準備できるようにしていきたいですね。

ただ忘れ物を完全になくすというのは大人だって難しい事です。「もしも忘れ物をしてしまったら?」と、事前に忘れ物をした時の対処法を親子で確認し合っておくというのもいいかもしれません。

学校によって違う忘れ物の対応。

うちの子は3年生になる時に転校したので学校が変わりました。

学校側の対応もあるのですが、1、2年生の頃通っていた学校(その地域)は勉強にも生活態度にも厳しく、忘れ物があると家にも電話がかかってくる学校でした。

学校に届けると、忘れ物対応の職員の方までいて

「学年と組と名前、それから忘れ物の内容と何時間目で使うか」

などの紙を書いて一緒に渡すという。。。今思うとちょっとやりすぎな気もするような学校でしたので、本当に私が忘れ物をしたような責任を感じていました。

ま〜そんな感じの学校でしたので、親も気づかないで忘れ物をさせてしまうことあり、けっこう頻繁に学校まで届けに行っていました。

子供に対しても忘れ物には厳しい学校だったので、例えば

上履き袋を忘れたので立たされた。

と子供から聞いた時は「マンガかよ!」とちょっとビックリしましたが。。。

でも、低学年の間にそういう学校に通っていたおかげか、他の学校の子供に比べると、自分で忘れ物がないようにチェックをする習慣が身についた様にも感じます。

また、子供自身も忘れ物をすると厳しめに言われていたのか、

「届けてくれてありがとう」

の感謝の気持ちが育ったのではないか?ということは忘れ物に厳しい小学校でよかったのではないかな〜と思います。

ただ私も一緒に準備したり、もう少しチェックして忘れ物をしないようにしてあげれば良かったとも感じています。

■中学年・高学年は忘れることでも勉強に。

続いて中学年(小学校3年生)になった時に別の地域に転校してきたのですが、新しい小学校は

「宿題も、授業で使う道具も、忘れ物は基本的に学校に届けないでください。」

という真逆の学校で、私は最初、逆に戸惑いました。

更に子供に聞くと、忘れ物をしても先生に怒られたりすることもないということ。

つまり学校の対応も真逆だったんですよね。

忘れ物について先生に聞くと、

「3年生は低学年と違い、自分で準備をして登校してくるということが大事。

よっぽどのことがない限り、学校で代わりの物がないことはありません。

忘れ物をしても、今後気をつけようと思う気持ちがあれば大丈夫です。」

ということでした。

なんだか1、2年の頃に通っていた学校とあまりに違うのですが、これはこれで

「なるほど。」

と思わされました。

忘れ物をしたことは決していいことではありませんが、子供が自分で準備する事、忘れ物があっても

「今度は気をつけよう」

と思うことが一番大事な勉強ですものね。

そして忘れ物をしても先生に話すなどして、親に頼らずに何とかする事も大切なようです。

小学校1、2年生の頃にどれくらい子供と一緒に忘れ物がないように準備をできていたか?親共々、その成果が3年生から試されているような感じがしました。

ついついチェックしたくなってしまいますが、このぐらいの年齢からは親もあまりチェックせずに、自己責任の気持ちを育てるためにも、また忘れ物をした時の対処法を身につけるためにも、とにかく子供を信じて見守り、

「しっかり頑張ってね!」

という感じが良いのかもしれません。

学校に届けた方が良い忘れ物。

小学生でも中学年ぐらいからは、忘れ物はなるべく届けない方が良いという事を書きましたが、忘れ物の内容によっては届けなければならない物もあります。

例えば

  • 普段から飲んでいる薬。
  • 期日が決まっている提出物(家庭から学校への)

他にも多いママ達の意見では、暑い日の水筒は届ける。という意見も。

体調に関わる物や、いわゆる事務的に必要な物は年齢に関わらず届ける場合が多いようです。

そして、届けるかどうか悩むよりもすぐに届ける!という物が、

  • 運動会や遠足のお弁当。
  • 発表予定の作品や作文。

など、とにかく忘れるとめちゃくちゃ可愛そう!という物は、もう考えずにすぐに届けに行くママが多いようです。

これは子供が可愛そうという親心ですね。

■忘れ物をしないようにする習慣。

低学年の子どもの場合でも、子ども自身でも忘れ物を減らしたいとは思っていると思います。

ですが、忘れ物をしないためにどうしたら良いのか?チェックをしているつもりでもチェックの仕方がわかっていない…そんな状態でなかなか忘れ物が減らないということもあります。

忘れ物をしないことが一番なことはわかっていますが、大人だって忘れ物ってありますよね?

子供が忘れ物をしないようにする為にはどうしたら良いのでしょうか?

子供が忘れ物をしなくなるような習慣の作り方について考えてみます。

家庭での忘れ物対処方法。

最近の子供達は帰りの会で「連絡帳」に「明日持ってくるもの」を必ず書かされています。

それでも、忘れちゃう・・・

そんなこともあります。

連絡帳をチェックしていたら、一言ママからさりげなく

「〇〇、持った?」

と声をかけて確認するだけでも安心しますし、ハッとしてもう一度チェックしたり。

それから、普段必ず持っていかなければいけないものは、チェック表を作ってあげて、毎日それを使って自分でチェックする習慣を自分で身につけるとグンと忘れ物が減ります。

玄関ドアなど、家を出る時に必ず目につく場所などに、ホワイトボードなどを貼って、次の日絶対に忘れられないものを早目に書いておくというのも効果的です。(大人と一緒ですね。)

低学年の間は特に、自分でチェックして、何も忘れ物がなければそれは十分褒めてあげられることです。

「自分でチェックして忘れ物がなかったの?すごいね」

と子供を褒めてあげることで、さらに次の日も気をつけられるようになります。

逆に子供だって好き好んで忘れ物をしたわけではないのに厳しく責めるような対応だと、子どもは学校でもしょんぼりショックを受けた上に家庭でも怒られてしまい、「自分はダメな子なんだ」と自信を失くしてしまう可能性もあります。

時には厳しく叱る事も必要ですが、怒ってばかりだと逆効果だったり、良い事がないのは忘れないようにしたいですね。(ついつい忘れて怒るのも親の忘れ物?)

日頃から整理整頓を心がける

もう一つ、家庭で忘れ物を減らすための対処方法として、机の周りやランドセルを置く場所などを決めて、その場所に必ず置くようにする。

教科書やノート、ハンカチやティッシュなど、学校で必要な物を分類して置き場所を決める。といった事を実践させて、物を整理整頓をするのもおすすめです。

ただ詰め込むだけではなく、取り出しやすいようにしておく必要もあります。

何がどこにあるのか?がキチンと分かっていると忘れ物も減りますね。準備をしていたら探し物に時間を取られて、気が付いたら他の事をやってる。なんて事は子供にはよくあります。そういうものなんですよね。

そうならないように物の置き場所を決めておくのは効果的ですし、何事も整理して考えられるという習慣も、大人になって役に立つでしょう。

親子で一度、片付けをしながら、いろいろな物の置き場所を見直しをしてみるのもいいかもしれません。

忘れ物対策の成長に対するメリット

忘れ物を減らそうと努力する姿勢は、なんと学力向上にもつながるのだそうです!

次の日の持ち物をしっかり確認する、朝にもう一度持ち物チェックをするなどが習慣化されると、テストの時も「最後に答えを確認しておこう。」といったチェックをする習慣につながるのです。

できたつもりの間違いにも気付けるようになれば、だんだんと自分の間違いやすい弱点の自覚にも繋がりますし、テストの点数が上がってきたり。

普段の習慣も改善される事にもつながってきます。

■まとめ

今回は、小学生の忘れ物を届けるか届けないか?

に加えて、どうしたら忘れ物をしないようにできるか?などを考えてみました。

学校によって、忘れ物は届けないでくださいという学校もあれば、忘れ物は親の責任として持ってきてください。という学校があるようですね。

忘れ物の内容と小学校の方針にもよりますが、低学年の間は、親の責任として届けてあげられる状況であれば届けるのもいいと思います。

親によっても考え方に違いがあり、忘れ物は届けないという意見の人の理由は、

  • 自己責任の気持ちを育てる。
  • 忘れ物をしても自分で何とかする力を身につける。

これももちろん大切な事だと思います。中学年以上になったら自己責任として、なるべく忘れ物がないように、親も気をつけてあげながら見守ってあげる側に回り、自分でチェックできるようにしましょう。

学校に上がったとはいえ、まだまだ身の回りのことに手がかかる小学生。

たかが忘れ物ですが、

自分で身の回りのことをきちんとできるようになってもらえるように。

されど忘れ物です。親ができることをして成長を手助けしてあげたいですね。

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