小学生の睡眠時間はどのぐらいが適正?授業中に居眠りしないように気をつけてあげる事。

今時は小学生でも寝るのが遅かったり、睡眠時間が短くなっている傾向があるようですが、小学生の睡眠時間はどの位が適正なのでしょうか?そしてその理由にはどんな事があるのか?

小学生の時は、とても大切な成長期であることは皆さんご存知ですよね?

ちなみに皆さんは小学生の頃、何時位に寝ていましたか?

私が子供の頃は、だいたい9時ごろまでには寝ていた記憶があります。

最近の小学生は低学年の内から色々な習い事で忙しく、睡眠時間も短めになっていると聞きます。

それからテレビやゲームなど、楽しい遊びも増えてきたので、夜更かしをしてついつい遊んでしまう子も多くなってきています。

ですが、

睡眠不足がもたらす影響が大きく普段の授業さえもまともに聞けない子。

も増えてきているそうです。

そこで今回は小学生の時期の寝る時間は何時位が良いのか?睡眠時間はどのくらい必要?またその理由はどういったものなのか?をご説明していきたいと思います。

小学生の理想の睡眠時間は?

始めに答えから申し上げます。

小学生時期の理想の睡眠時間は「9~11時間」です。

ちなみにここで注意して欲しいのは、

1日トータルで9~11時間ではなく(夕方の仮眠などは含めない)、夜にまとめて寝る時間。

を指します。

もし朝6時半に起床する子だと、遅くても9時頃までには布団に入って寝付いていなければいけません。

出来ていますでしょうか?

今、現時点での小学生の平均睡眠は「8時間ほど」と言われています。

理想時間よりも1時間ほど不足していますね。

日常生活や成長にも何かしらの影響がありそうですね。

文部科学省が平成26年に行った調査の統計によると、小学生で夜9時までに寝ている子は7.8%。夜10時まで寝ている子は41.4%なので、およそ半数の子供が10時までに就寝していますが、逆に半数以上の子供が、10時過ぎまで起きているんですね。

昔から寝る子は育つと言いますよね?

睡眠時間が短いと、日常生活への影響の他、子供の場合は成長への影響も気になります。

なぜ睡眠は大切なのか?その理由を1つずつ見ていきましょう。

1.成長ホルモンが重要だから

成長ホルモンはよく耳にした事がある言葉だと思います。

成長ホルモンは成長期の子供にとっては、とっても重要なホルモンです。

このホルモンは脳から分泌されるホルモンの事で、寝ている最中に分泌されるものです。

その成長ホルモンの主な役割としては、

  • 身長を伸ばす。
  • 代謝を促す。
  • 脂肪を分解する。
  • 肝臓に働きかけてくれる。
  • 体の中をコントロールする。

です。

その中でも特に小学生に成長ホルモンが重要と言われている理由は、

「身長・代謝」

です。

成長ホルモンは骨や筋肉にも働きかけてくれます。

身長を伸ばしたり体の代謝をアップさせてくれる成長ホルモンは、小学生の成長には必要不可欠なのです。

骨や筋肉、丈夫な体づくりにも大切ですね。

そして成長ホルモンは活発になる時間帯があると言われていて、その時間とは

「午後22時~2時までの間」

と言われています。

成長ホルモンの分泌には、この時間にしっかりと睡眠している事が大切ですが、22時に寝れば良いのではなくて、その時間の前には熟睡している事が重要です。

2.脳への定着がしづらくなる

睡眠は体の機能を高めるだけではなく、

「勉強」

にも関係してきます。

寝ている間に脳は記憶をすると聞いたことはありませんか?

日中に脳を動かしている間は知識を詰め込んでいる状態で、きちんと整理をして記憶として残してくれているのは、睡眠している間なのです。

ですから睡眠不足が続くと、知識も脳に定着しづらく勉強にも影響が出てきます。

せっかく勉強しても、睡眠時間が足りずに記憶として残ってくれないのは、もったいないですね。

3.食事が上手く摂取できない

実は睡眠不足から起こる食事の時間の崩れなども起こってきます。

夜遅くまで起きていてお腹が空き、寝るギリギリまで何かを食べている。

これでは朝起きても胃腸が活発に動かずお腹も空かず、朝起きても朝食を食べたく無い…なんて日が続いたりします。

睡眠によって細胞も活性化するので、胃や腸を元気に動かす為にも睡眠はとっても大切なのです。

睡眠時間の重要性。

これらの理由を見ても分かる通り、睡眠は子供の成長や健康な生活、そして勉強にとって、

もの凄く重要な働きかけ!

をしてくれるものなのです。

ですから習い事を詰め込んだり、親が一緒になって遅くまで起きたり、子供に好きなように起きさせたりするのではなく、きちんと毎日、22時〜2時を含めた9時間~11時間の睡眠がとれるように整えてあげましょう。

子供のタメと思ってやっている事が、実は子供の成長に悪影響を及ぼしているとなると、本末転倒ですね。

適正な就寝時間と睡眠時間は、夜10時には熟睡できているよう、遅くとも9時半には寝るようにして、朝は7時に起きていれば、睡眠時間は9時間半。

適正な範囲内に収まりますが、できればもう少し睡眠時間を増やしたいところですね。

まとめ

小学生の子供にとって、いかに睡眠が大切なのかをわかって頂けたでしょうか?

授業中に居眠りしてしまうのは、明らかに睡眠不足が原因です。

疲れが取れないだけでなく、疲れやすい状態では、授業中にはどうしても眠くなってしまうかもしれません。

遅寝になってしまう理由はご家庭によって様々でしょう。

でも睡眠時間は大人にとっても大切なものですが、成長期の子供にとっては、更に重要なものなのです。

最近では多忙なご家庭やお子さんが増えていますが、ぜひ睡眠は親が積極的に促して、しっかりと適正な睡眠時間をとれるようにしてあげて下さいね。

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