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【元保育士が解説】はだし保育のメリット・デメリット|狙いと冬の外遊びの工夫とは?

育児note
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みなさん、こんにちは!
子どもたちの成長を日々見守っていると、「はだし保育って本当にいいのかな?」と気になったことはありませんか?私自身も現場にいた頃、子どもたちが裸足で園庭を走り回る姿を見て「どんな意味があるんだろう」とワクワクしながら観察していました。

実は、はだし保育にはしっかりとした“狙い”があるんです。

  • 狙い①:足裏の感覚を育てる
     はだしで地面を感じることは、土踏まずの形成を助け、体のバランスや姿勢の安定に繋がります。
  • 狙い②:五感を豊かにする
     芝生の柔らかさや砂のひんやり感など、足裏で感じる刺激は子どもの脳を育て、感性や情緒を育みます。
  • 狙い③:血行促進と健康な体づくり
     足裏を刺激することで血流が良くなり、免疫力を高める効果も期待できるんです。

こうしてみると、「はだし保育ってただ靴を脱ぐだけじゃないんだ!」と改めて感じませんか?子どもの発達を考えた、深い目的がある保育なんですよ。
今回の記事では元保育士の私がそんなはだし保育のメリットとデメリット、安全対策についてお伝えしていきます。

はだし保育の「メリット」

「はだし保育って、実際どんなメリットがあるの?」と気になりますよね。
私が保育士として子どもたちと過ごしていた頃、園庭で裸足になった子が「足がふわふわして気持ちいい!」と笑顔いっぱいで走り回る姿を何度も見てきました。そのキラキラした表情こそ、はだし保育の効果を物語っているように感じます。

具体的には、こんなメリットがあります。

  • メリット①:土踏まずを育て、運動能力アップ
     裸足で地面を踏むことで足裏の筋肉が鍛えられ、自然と土踏まずが形成されます。これが姿勢の安定や運動能力の向上に繋がります。
  • メリット②:五感を刺激し、情緒が豊かに
     「冷たい」「あったかい」「ザラザラ」など足裏で感じる感覚が脳を刺激し、子どもの感性や情緒を育みます。
  • メリット③:健康な体づくりに役立つ
     血流が良くなることで冷えにくくなり、免疫力がアップ。風邪をひきにくい丈夫な体づくりに繋がります。
  • メリット④:外遊びがもっと楽しくなる
     裸足で芝生や砂の上を走ると、体全体で自然を感じられます。そのわくわく感が「もっと遊びたい!」というエネルギーを引き出すんです。

子どもたちがドキドキしながらも楽しそうに地面を踏みしめる姿を見ると、「ああ、やっぱり裸足って子どもに合っているんだな」と実感できるんですよね。

はだし保育の「デメリット」

ここまで読むと「はだし保育ってすごくいいことだらけ!」と思いますよね。
でも実際に取り入れるとなると、「ケガしないかな?」「冬は寒すぎない?」と心配になるのも当然です。私自身、現場で保護者の方から「本当に大丈夫なんですか?」と何度も相談を受けました。

では、どんなデメリットがあるのでしょうか?

  • デメリット①:ケガのリスク
     園庭や外遊びの場にガラス片や石などが落ちていると、足を切ってしまう可能性があります。安全点検は毎日の大切な習慣です。
  • デメリット②:衛生面の不安
     泥や雑菌が足裏につくことで、感染症やかゆみの原因になることもあります。遊びの後はしっかりと手洗い・足洗いを習慣化する必要があります。
  • デメリット③:靴や靴下に慣れにくい
     ずっと裸足で過ごしていると、小学校に上がったときに靴や靴下に違和感を覚える子もいます。そのため、状況に応じて靴下を履く練習も取り入れることが大切です。
  • デメリット④:冬場の冷え・しもやけのリスク
     寒い冬に裸足でいると、しもやけになったり体が冷えすぎたりすることも。無理をせず、靴下や草履を取り入れて調整してあげることが必要です。

このように、はだし保育にはメリットと同時にリスクもあります。でも「知っていればきちんと対策できること」ばかり。子どもたちを守りながら、安心してはだし保育を続けるための工夫が大切なんです。

冬の外遊びにも工夫を—安全に楽しむヒント

「冬でも裸足で遊ばせていいの?」と疑問に思う保護者の方は多いです。
実際、私も現場で「寒いのに裸足で外遊びをさせて大丈夫ですか?」と聞かれることがよくありました。確かに冬の冷えは心配ですが、ちょっとした工夫で子どもたちは安全に、そして楽しく外遊びを続けられるんです。

ここでは、私が保育士時代に実践していた工夫を紹介します。

  • 工夫①:気温や地面の状態を見極める
     外に出る前に「今日は裸足でも大丈夫かな?」と保育士自身が確認することが大切です。霜が降りていたり、地面が凍っている場合は無理をせず靴下や草履を履かせましょう。
  • 工夫②:環境を毎日点検する
     園庭や園周辺には思わぬ危険物が落ちていることも。ガラス片や小石を取り除くなど、裸足で安全に遊べる環境づくりを徹底しましょう。
  • 工夫③:温かさを感じる工夫を取り入れる
     遊んだあとに足湯をしたり、温かいタオルで足を拭いてあげると「冷たかった足がポカポカして気持ちいい!」と子どもたちが嬉しそうにしていました。寒さも体験の一部として楽しめる工夫です。
  • 工夫④:無理せず選択できる環境を
     「裸足になりたい子は裸足で、寒さが苦手な子は靴下や靴で」という柔軟なスタイルもおすすめ。子どもの気持ちを尊重することで、安心感も高まります。

こうした工夫を取り入れることで、冬でも「はだし保育」と「外遊び」の両方を楽しめます。寒さを感じながらも駆け回る子どもたちの姿は、本当に頼もしく、見ているこちらまで温かい気持ちになりますよ。

まとめ

はだし保育には、子どもたちの成長を支える大きなメリットがたくさんあります。
足裏の刺激で運動能力や免疫力を高め、五感を育て、外遊びをもっと楽しくしてくれる…まさに「子ども本来の力を引き出す保育」といえるでしょう。

一方で、ケガや衛生面の不安、冬場の冷えといったデメリットもあります。でも、それは工夫次第で防ぐことができます。
保育士や保護者が協力し合い、安全な環境づくりや柔軟な対応を心がければ、安心してはだし保育を楽しめるはずです。

子どもたちが裸足で走り回る姿は、とても生き生きとしていて、見ている大人まで元気をもらえます。私は現場でその光景を何度も目にし、「やっぱり裸足って子どもにとって自然なんだな」と実感しました。

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