赤ちゃんが貧血になるってご存知ですか?
お母さんのお腹の中から産まれてきて、急激に成長する赤ちゃんには、貧血になりやすい時期があります。
大体6〜9ヶ月頃、ちょうど離乳食が始まり、2回食へと進める頃ですね。
この時期に気をつけたい、赤ちゃんの貧血と離乳食に積極的に取り入れていきたいマグロなどの赤身についてお伝えいたします。
赤ちゃんが貧血になる理由。
生まれてきた赤ちゃんの成長って早いですよね。
赤ちゃんが貧血になる理由は、
この急激な体の成長に追いつかず、血液が薄くなる事があります。
6ヶ月頃までは、貯蔵鉄と呼ばれる、ママのお腹の中からもらった鉄分を消費しているので貧血になる事はあまりありませんが、
母乳に含まれる鉄分は少ないので、貯蔵鉄が無くなってくる6ヶ月頃から、貧血になる赤ちゃんが出てくるんですね。
それに、ミルクに比べて鉄分の少ない母乳で育てる完全母乳で育児をしているご家庭で、鉄分不足になる赤ちゃんが最も多いようですね。
貧血の症状は見つけにくく、
- なんとなく元気がない。
- 機嫌が悪い時間が多い。
- 下まぶたの中が白い。
そんな時は気をつけた方がよいようです。
また、6ヶ月頃からは母乳の栄養成分も薄くなっていくとも言われていますので、これも赤ちゃんが貧血になる原因かもしれません。
普段から様子を観察して、ちょっとした異変にも気付けるようにしておきましょう。
マグロなどの赤身を離乳食に取り入れよう!
鉄分を補うために1番のおすすめは、マグロなどの赤身の魚を積極的に取り入れる事。
他にも食べてくれるなら、レバーやほうれん草などの鉄分の多い食材を離乳食に取り入れる事もおすすめ。
厚生労働省の資料によると、
マグロを含む赤身魚は、離乳食中期の7~8カ月頃から子どもに与えられています。
とされています。
離乳食をなかなか食べてくれない場合には、鉄分を含むフォローアップミルクを利用したり、ママ自身が食事やサプリメントを飲んで、貧血にならないように心がけた方が良いかもしれませんね。
マグロを使った離乳食のおすすめレシピ。
続いて、マグロを使った離乳食の簡単なレシピをご紹介いたします。
マグロと野菜のトロトロ煮。
材料は刺身用のマグロ、玉ねぎ、さつまいも、顆粒だし、片栗粉。
マグロは新鮮な物が良いので、生で食べられる刺身用のマグロが良いでしょう。
(痛みのあるマグロには、中毒を起こしてしまう可能性もあります。)
作り方は、
- マグロを軽く茹でてほぐします。
- 玉ねぎ、さつまいもは細かく切って柔らかくなるまで茹でます。
- 顆粒だしとほぐしたマグロの身を加え、味がしみるように少し煮たら
- 水溶き片栗粉でとろみを加えます。
マグロの身は、加熱すると固くなるので、よくほぐしたり、片栗粉でとろみをつけて食べやすくするのがポイントです。
マグロの身を茹でてほぐした物や、すり潰した物を小分けにして冷凍保存しておくと便利ですね。
そんな時には製氷皿を利用したり、やはり小分けで冷凍保存できる容器が便利です。
また、市販のマグロのたたきを利用しても簡単にできるレシピもあります。
離乳食も後期になれば、マグロハンバーグも簡単ですよ。
マグロハンバーグ
マグロハンバーグの作り方は、
- みじん切りにした玉ねぎとマグロのたたきをよく混ぜる。
- 小麦粉を適量加えてコネてハンバーグのタネを作る。
- 食べやすい大きさに形を整え、フライパンで焼く。
離乳食の後期や、手づかみ食べの時期に食べやすくて鉄分の補給もできるレシピです。
マグロのたたきはマグロを使う離乳食作りに便利ですが、脂が多いという特徴もあります。
市販のマグロのたたきはあまりたくさん食べさせるのはやめた方が良さそうですね。
この頃になると、切り身のマグロを小さく切ってスープに入れるだけでも、気軽に鉄分補給ができるようになります。
まとめ。
赤ちゃんが貧血になるなんて、意外ですよね?
母乳だけで栄養が足りていると思いがちですが、それだけでは足りなくなる場合もあります。
特に鉄分。
この鉄分を補うためには、マグロ、レバー、ほうれん草などの食材を離乳食に積極的に取り入れましょう。
また、母親自身も貧血にならないように気をつける必要がありますね。
それから生の魚が食べられるようになるのは3歳頃です。
マグロもお刺身をいきなり与えるのではなく、新鮮な物を加熱調理して食べさせてあげてくださいね。
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