こんにちわ!
私は保育士の仕事を経て現在七ヶ月児の子育て真っ最中。
自分で子育てしてみて、本当に保育の現場とは違うなーと、日々感じています。
まだまだ赤ちゃんですから叱ることはほぼ無いのですが、やはり母の気分によっては声を上げそうになる日もあります。(多々あります。)
親子だけどお互いに初めての事だらけ。
保育士として働き始めた頃も一番難しいなと思った事は叱り方でした。
現場では毎日失敗の連続で私が泣いていました(笑)
今回は保育の現場での学び、失敗から学んだ事、自分自身が自分の子供を子育てしてみて感じたこと。
この辺りを叱り方に悩むママさん達の参考になればと思い、書いてみます。
保育園の叱り方と方針。
私が最初に配属された園の先生はどろんこ保育の考え方を推奨している保育園でした。
なので教育よりも
子供が好きな環境で自由に遊ぶ。
そんな考えの保育園でした。
「命に関わること以外に叱ることなんて無い。」
そんな事をよく言われてました。そんな先生たちですから叱り方もとても上手でした。
基本的にはいきなり制止する事はせず、
- ◯◯ちゃんと名前を呼ぶ。
- 危険なことに対しては自ら実演して見せる。
- そして「そういう時もあるよね」と理解する。
といつも明るく接していて、子供を第一に、とても保育を楽しんでいる印象がありました。
そんな園で一年学び、春から新規園へ転勤となりました。
この園では1、 2歳児のクラス担任を受け持つことになりました。
間違っている叱り方とは?
しかしなかなか前の園長のように出来るわけもなく…
保育園の生活では、1日の中に
- 座って話を聞く。
- お散歩準備を保育者と共にする。
などなど、集団生活なので園児の行動をまとめる場面が必ずあるのですが、子供は誰もおとなしく待ってはくれません(笑)子供たちは、
あっちでは走り回り、そっちでは叩かれ、こっちでは泣いて…
毎日そんな状態でした。
私自身は初めてのクラス担任ですから制止する事で必死です。
叱るなんて程遠くただ自分の感情をぶつけていました。
「どうしてそうなるの?やめなさい!ダメでしょ!」
と。これらはNGな言葉ばかりです。
今思えばダメな保育士で、保護者の方にも申し訳なかったと思います。そんな感情的な保育士では、子供達は誰も話を聞いてはくれません。
ましてやまだまだママに甘えたい時期です。
私の中に安心できる先生、おおらかな先生像は何処かへ行ってしまっていました!
子供たちとのコミュニケーションをとり、信頼関係を築く方法?
私に転機が訪れたのは少しずつ仕事に慣れ、子供達の前で何かを演じたり、出し物をする側に立ってからでした。
子供達の前で何か行う。
絵本読みひとつでも、そんな時は、まず子供を惹き付けなくてはいけません。
やり方は教えてもらえても、行うのは自分自身。
色々と考えた結果、私は手遊びを覚えることにしました。
元々歌が好きでしたし、場面の切り替え時に手遊びは調度良いのです。
それからは四季に合わせたもの、行事に合わせたものをその度に覚えては披露してを繰り返していました。
そのうちしばらくすると、子供達から
「あの手遊びが見たい!」
と声がかかるようになりました。
それからは自分自身に自信がつき仕事が楽しめるようになりました。
どうして今まで私の話は誰も聞いてくれなかったのか?
それは私自体が楽しめていなかったから。
子供達と仲良くなれていなかったからなんだな、と気づくことが出来ました。
それからは叱り方も大きく変わりました。
ここからはそんな保育士としての経験の中で、子供の叱り方についてどんなことを心掛けて叱れば良いのか?をお伝えしたいと思います。
クラス担任を経験して学んだ心掛け。
まず大切なのは、
とにかく時間に余裕のある予測を立てて行動する。
保育園の生活は、基本的なごはんやお昼寝などの生活習慣以外の時間は、保育士側にある程度任せられています。
生活習慣と上手く絡めながら遊びや活動を取り入れるんですね。
私自身は、元々焦りやすい性格なので、まずは一つ一つ早めに行動するように意識しました。
そしてある程度みんなが、
- いつもどんな風に過ごしているか?
- 落ち着かなくなるときはどんな時か?
そんなことを予測する様にしました。
始めた頃は切り上げ時が上手くいかず遊び足りない…
かえって私が焦り泣かせてしまうなど失敗も多かったです。
それでも日常的に意識を続けると、「次の行動を優先させたい。」という強い気持ちから、
次の行動へ楽しく繋げていこう!
という気持ちに変わっていきました。
お散歩を切り上げたいときには次の給食に繋がるようにお弁当や食べ物の手遊びをしたり。
焦ることよりも、急ぎながら楽しく過ごそうそんな風に思えるようになりました。
そのうちに自分の焦りから、感情をぶつけたり、時間の都合で怒ってしまう事は本当に少なくなりました。
保育士が焦っていたり時間に追われてイライラしていていては、子供がうまく行動できるわけはなく、これは家庭でも同じなのではないかと思います。
それと同時にクラス全体も落ち着いて過ごせるようになりました。
子供に対して拘りを捨てる。
そうは言っても子供同士のトラブルや危険な事が起きてしまう事は毎日のようにあります。
2歳ぐらいで特に多いのが、
- どうしても手が出てしまう子。
- 好きなところへ自由きままに走っていく子。
- 保育者の気が惹きたくてわざといたずらする子。
そんな時に、こうすべきだ!今はこうでなければ!という自分自身の拘りがあると、
必ず頭ごなしに怒ってしまい、叱るどころではなくなります。
なので拘りを持つ代わりに、一人一人きっと意味があってその行動をしているんだろう。
と気持ちを切り替えて見てみることにしました。
拘りを捨てると視野が広がるんですね。
誰かを叩いたり、いたずらしたくなる時って、
その前には絶対に原因が有ります。
自由気ままに走り回ってる子も実は目的が有って走っていたりします。
勿論危険な事 本当にいけない事の場合は、すぐに止めます。しっかりいけない事だと伝えます。
でもそんな時でも、大抵子供達は興奮状態なので無理やり止めるのは逆効果です。
まずは立ち止まらせ、お友達同士を離す事。
その上で ◯◯が見たかったのかな?○◯ちゃんとと遊びたかったね?等気持ちを代弁する事をとにかく意識しました。
こうして、まずは子供の気持ちを理解してあげることで、子供たちはとても気持ちが落ち着くようでした。
勿論年齢ごとに叱り方は変わりますが、子供がとっさにに起こした行動に大抵悪気はないのです。
そんな風にいつも心がけて接していると、叱るよりもお話しができるようになっていました。
自分の子供の子育てをしてみて。
保育園では他の保育士も複数居ます。
なので1人の先生が感情的になっても必ずフォローを入れてもらえますね。
でも自分の子供ではそうはいきません…
家の中で子供は全力でママに向かってきます。
感情むき出しです(笑)
なのでこちらもついつい感情的になってしまいがち。
でもそんな時にママの気持ちにムラが有ったら、子供は安心出来ないんですよね。
今回振り返ってみて、
いつも気持ちが平らで、その子が頼みやすい相手で居ること。
これに尽きるなと本当に思いました。
毎日目の前の子の命を守るためにお母さんは頑張ってます。
でもつい感情的になってしまうそんな日もありますよね。
それも私だし、平らな気持ちも私。素直に認め、そんな時は
「命に関わる以外然る必要無いし焦る必要ない。」
と思い出して子育て楽しんでいきましょうね。
少々長くなりましたが 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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