子供の寝室はいつから分ける?子供と一緒に寝ることのメリットや1人で寝るデメリット。

子供と親の寝室を分ける時期っていつから?

 

子供が小さいうちは、日本のほとんどの家庭で、親子が一緒の寝室で寝ているようです。

 

1番の理由は、

アジアの家庭は欧米に比べ部屋が狭いこと。

他にはベッドではなく布団で寝ている家庭が多いこと。それ以外にも文化の違いとか土足で生活する生活スタイルの違いとか・・・いろいろありますが、

日本では小学校に上がっても、親子一緒の部屋で寝ている家庭が多いのではないでしょうか?

 

しかし、欧米では1歳前から、親子は別々の部屋で寝るのが当たり前のようです。

欧米などの諸外国から見ると、子供と同じ部屋、同じ布団で寝るというのは驚きのことのようですね。

 

でも今回は、子供との寝室の分ける時期や、そのメリットデメリットなどを考えてみたいと思います。

 

■幼いうちに寝室を分けて寝る

 

最近では、日本でも欧米風に幼いうちから親子別室寝室の家庭も決して少なくはないようです。

 

別室の方が、子供も親も質の良い睡眠が取れるし、睡眠時の不慮の事故も、実は添い寝で一緒に寝ている時が起こりやすいという理由があるようです。

 

また、欧米の考えでは、子供が小さいうちに

自立心を育てる。

ということが、幼い頃からの一人寝を推奨する考えの基本にあるようですので、それに習っている家庭もあるようですね。

 

確かに、私も子供が赤ちゃんの頃、ヨーロッパに住んでいた時、授乳で何回も夜中起こされて眠れない日が続いている話を友達にすると、

「多少子供が泣いても、一人で寝れるように育てなきゃダメよ。そうじゃないと、あなたが倒れるわよ!」

みたいなことをよく言われました。

日本では授乳で夜中何回か起きながら添い寝するのは当たり前だったので、

「そんな考えもあるのか〜」

と一度やってみようとは思いましたが、泣いている子をわかっていながら、

「これもトレーニング!」

とはなかなか思えず…

やっぱりまた添い寝に戻ってしまいました。

ヨーロッパの子育てに学ぶルールとは?子供と犬のしつけはドイツ人に。
ヨーロッパ(ドイツ)での子育てで学んだルール ドイツに住んだ時に驚いたことの一つに、 散歩をしているほとんどの犬が、リードをつけずに(放し飼い状態?!)飼い主の後をついていく姿でした。 私も日本で犬...

でも添い寝がデメリットしかないというわけではありません。

添い寝という赤ちゃんとのスキンシップにより、オキシトシンというホルモンが分泌されることで、母親は幸せ感を感じやすく、産後うつになりにくいと言われています。

 

もちろん赤ちゃんにとっても同じこと。

オキシトシンがたくさん分泌されることで愛情や信頼が育つそうです。

先ほど、欧米の人は

「子供の自立を考えて」

ということを書きましたが、専門家によっては、親の都合で子供を自立させるより、

子供自身が自立する時が来た時が本当の自立の時期。

という考えを唱える方もいます。

泣いている子供は、生命の危険を感じるから泣いているのであって、その時に何も手を差し伸べてもらえなかった経験は、決していい方向には向かない。

愛情を十分感じて育った子供は心が満たされ安心し、その安心が自信や自立に繋がるということで、自分からお母さんから離れる日が来た時に、

一気に活動範囲が広がる!

そのことで世界が広がり、探究心や好奇心、高度な知識や考え方の獲得、知能を発達させる原動力になるということです。

(日本アタッチメント育児協会 廣島大三 氏)のお話より

404 NOT FOUND | 心と体と仕事は表裏一体
しっかりと仕事を頑張る

 

■子供が1人で寝るのは何歳ごろがベストなタイミング?

子供部屋を与えたり、ベッドを買ってあげたタイミングで、喜んで一人で寝るようになるパターンもけっこう多いです。

日本では、この自分の部屋を持ったタイミング(小学校入学など)で、一人寝をさせる家庭が多いようですが、先ほどの話からすると、それでも子供が嫌だというなら、一緒に寝るのは別に問題はないようです。

確かに、中学生になっても一緒に寝たがるような子は、少しずつトレーニングしなければいけないと思いますが、そんな子は稀でしょう。

 

ある程度の年齢になると、子供は自分から、

「一人で寝る」

という日が必ず来るようです。

(うちの子もまだ小3で一緒の部屋で寝ているので…なんかそんな日が来るのも寂しい気もしますが)

 

でも、ま〜、そんな日がきてもらわないと困りますよね!

  • 自分の部屋ができたから一人で寝るとか
  • 周りのお友達も一人で寝てるみたいだから
  • 自分も今日から一人で寝るとか

子供にとっても理由は色々あるとは思いますが、そんな日がきたらその日がその子の自立の日なのかもしれませんね。

 

その日が来るまで焦らずに、子供の成長を楽しみましょう。

 

もし、その日がきたら、少しずつ、自分からしっかり、親から自立できるように温かい目で見守ってあげたいものです。というのが、私の個人的な意見ですが、みなさんはどう思われますか?

 

■子供の寝室を分けることについて最後に。

個人的な意見も踏まえてお話してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

子供がまだ小さいお子さんがいる方は、正直言って自分の睡眠確保のために早く一人寝をして欲しい。

また、小学生のお子さんをお持ちのお子さんの方は、いつまでも親と一緒に寝てていいものかしら…と。

 

子育ての悩みは、本当に何歳になってもつきませんね。

今回は

子供自身が自分から一人寝をしたいといういうまで決して慌てて一人寝をさせなくてもいいのでは?

という視点で「子供の一人寝」について考えました。

 

日本の添い寝文化は今、欧米でも見直されている部分もあるようですが、一方で日本でも欧米的な一人寝の文化がやはり良いという方もいます。

一人で寝るのはいつからが良いのか?という点でも、かなり個人差があります。

色々なことを踏まえた上で、ご家族で相談したり、子供と相談したりして、その時期を決めて行くことができれば、子供も親も納得できるかもしれません。

 

ただ一緒に寝ることは、子供にとって親の愛情を感じる大切な時間になり得ることは確かです。

昼間なかなか一緒にいることが出来ないご両親のご家族は、特に、そんな時間を大切にしてあげて欲しいと思います。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました