あなたの家事時間はどれぐらい?家事の平均時間出してみよう!
女性の社会進出が騒がれるようにはなっているものの、上野千鶴子先生の東大の祝辞のニュースでも問題になったように、
日本が果たして、女性にとって暮らしやすい国なのか?
と言われると、ちょっと疑問・・・ですよね。
もちろん、大学や会社などでの立場もそうですが、家での妻の立場を考えても、女性がバリバリ外で働くことができないような…
そんな日本の古い考えが根本にあることが原因のような気がします。
例えば家の家事。
昔気質の男性は、いまだに
「主婦は3食昼寝付きでいいな〜」
なんて言ったりしますが、決してそんな甘いものではありませんよね?
他の国に比べ夫婦間での家事の比率を見ると、日本は大抵の場合、
女性側に家事の負担がくるのが普通。
他の先進国と比べても、日本は圧倒的に家事では妻が大きな負担を強いられています。
「そんなことはもう仕方がないこと…」
と諦めモードで、淡々と家事をしなければいけないような、そんな毎日に追われている主婦の皆様!
時々は、自分の家事の時間を見つめ直して、
- どうすれば少しでも自分に負担のないようにできるか?
- 家族で負担しあえる家事がもっとないか?
など考えてみてはどうですか?
■家事の時間ってどれぐらい?
主婦として家庭での1日の家事の時間を考えてみました。
あくまで、一般的な主婦(私基準^ ^)の場合ですが。
みなさんもぜひ、自分の家事時間の平均出してみてください。
〜5:30起床〜
食事作り(朝食・お弁当作り)(合わせて1時間〜1時間30分)
・お弁当作り(30〜40分)
・ご飯を研ぐ・炊く(5〜6分)(前日の夜)
・副菜料理作り(10〜15分)
・お味噌汁(10〜15分)
・洗い物(10分)
洗濯(洗濯機が洗っている時間を含めて40分程)
・仕分け・洗濯機を回す(5分)
・干す 乾燥機(10分)
布団(10分)
・しまう 布団用掃除機をかけるなど
掃除(簡単バージョン)(合わせて2~30分ほど)
※広さによって時間は違ってくると思います。
・散らかっているものの片付け(5分)
・掃除機がけ(10分)
・ワイパー(拭き掃除)(10分)
・水回り(洗面・シンク)(5分)
・ゴミ出し(日によって違うが集めたり出しに行ったり5分ほど)
〜昼間パートへ〜
〜4時以降帰宅〜
買い物(合わせて最短で1時間)
・スーパー(食料品)
・生活用品の買い物
食事作り(夕食作り・片付け) (合わせて1時間30分ほど)
・ご飯を研ぐ・炊く(5〜6分)
・メイン料理(2〜30分)
・副菜料理作り(10〜15分)
・お味噌汁(10分)
・洗い物(20〜30分)
洗濯物(20分)
・取り込みたたむ・アイロンがけ(10〜20分)
・しまう(10分)
その他
・おふろ洗い・沸かし(5分)
・布団を敷く(5分)
これ以外に、子供が小さいお家では育児に取られる時間も結構かかります。
また私の場合子供が小学生なので、宿題をみてあげたり習い事の送り迎えなど。
これも1時間から2時間と結構な時間かかりますよね。
ふ〜、決して、のんびりしている暇はありません。
みなさんと比べてどうですか?
こうして書き出すことで、自分がやっている家事、そしてかける時間の見える化ができますね。
また、海外の場合はどうなんでしょう?
■他国と比較した時の日本の家事の時間
こんなデータがあります。
この中にある世界の家事の時間。
画像引用元:http://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/h30/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-03-08.html
これを見ると、日本の主婦が、いかに家事の時間に時間を割かれているのかがわかります。
日本の女性の家事の時間はダントツで長いです。
でも家事の時間を合計して見たとき、決して日本が突出して長いわけではないことが、
他国の妻と夫の家事時間を足してみるとよくわかりますよね。
そうです。旦那さんの家事の時間はダントツで短いんです…
日本は確かに清潔で、食事も手の込んだ料理が多いので、家事に時間がかかるのはわかるのです。
でも色々な家事を含めると、他国も結構家事の時間はかかっています。
ドイツに住んでいた経験があるのですが、言われてみれば、ドイツは、食事と洗濯は日本に比べればすごく適当でした(^_^;)
ただ掃除は皆さんすごくマメに綺麗にしていました。
ホームパーティーなどをよくやる習慣があり、また、お客様が来た時は、ベッドルームだろうがバスルームだろうが、気にせず見せるお国柄というのもありますが、本当に綺麗にされている方が多かったです。
私が住んでいたアパート(5階)の窓から、見える家は結構カーテンをしていない家(丸見え)が多かったように思いますが、ベットメイキングなども毎日完璧にされているので、確かにカーテンがなくてもなんの問題もない素敵なお部屋ばかりでした。
(決して見てたわけではなく見えただけです(^^;;)
もちろん、夫の家事分担率も高く、料理や掃除はもちろんのこと土日の子供との時間を大切にしたり平日も子供の学校の送り迎えのために家に早めに帰ってくる男性が多かったです。
(早く帰ってくるために、早く出勤できたりと会社も、男性の育児に対して協力的でした)
■自分のことは自分でやる習慣
ドイツの男性に言わせると決して、やらされている感覚はなくむしろ当たり前のこととして自分のことは自分でやる人が多いようです。
- 食べるものを作る。
- 食べたものを、運ぶ・洗う。
- 着た服は自分で洗う。
- 自分のものは自分で片付ける
- 家を掃除する
- 子供の面倒を見る。
考えてみれば当たり前のこと!
全て自分でやれることですものね。
これは子供の頃からの環境によるのかもしれません。
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食事のことも、先ほどちょっと触れましたが、
ドイツでは温かい食事は1日1回が基本。
それも昼なので、あまり家で食べることもありません。
朝と夜は、パンとチーズかハム。それに、紅茶かコーヒーのみという冷たい食事が基本です。
これなら、ごはんを作る時間は短いし、食器洗い機も1日に1回しか回さないし、中には何日かに一回かなんて人もいました。
洗濯も、そんなに着替えないのか毎日洗濯なんてありえないみたいな感じでした。
お風呂も同様で、通常はシャワーでお湯をためて入るなんてことはほぼないのが当たり前。
随分と価値観が違うものです。
これなら、家事の負担もグッと減ってきます。
まぁ、これを日本でやったら、ちょっと変人扱いされそうなのでオススメはできませんが、人間、そんなに仕事を増やしてまで清潔にしたり、食べたりしなくても十分生活しているんだな。
ってことは私も勉強になりました。^ – ^
みなさんも、ちょっとそんな風にゆるく考えて家事に向き合ってみてもいいかもしれませんよ。
とにかく、主婦が家事を一人で、きっちりとやらなくちゃ!というのはもうそろそろ時代遅れなのかも。
夫はなかなか融通がきかなくて難しいとしても、子供たちには、しっかり自分のことは自分でできるよう、教えてあげたほうがいいかもしれません。
これからの子は国際結婚も増えそうですしね!
■最後に
今日は、主婦の家事時間を改めて見直してもらうため、ぜひ、皆さんの毎日の家事の時間を書き出したりなどして考えてみることを、ご提案させていただきました。
私自身も改めて平均の時間を出してみることで、自分自身の時間の見直しにもなりました。
家族の皆さんにもぜひ見せて
・何の家事に時間を取られているか?
・何か時短になるグッズや方法はないか?
など、家族で考えてみてはどうでしょう。
もちろん家族の協力がえられそうであれば、少しでも家族で家事の分担を考えてみるのが一番ですが、例えば、家事を軽減できそうなグッズ
・お掃除ロボット
・お手軽な簡単料理(ミールキッド)
などの購入や使用を家族で考えてみるのもいいですね。
そうじゃなくても忙しい主婦の毎日を少しでも家族にわかってもらうため家族で話し合う時間を作ってみてください。
そして、子供には、少しずつでいいので無理のない範囲で、家事をすること、当たり前にしていきたいものですね。


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