子供を叱るってどのくらい必要なこと?
子どもが悪いことをした時に、あなたは上手に叱っていますか?
子供って悪気はなくても必ず毎日何かしらやらかしますよね…
1日一度も怒らなかった日なんてありますか?
できることなら怒りたくないと思っていても、怒る必要がある時もあります。
元保育士が考える、
・叱るって必要なのか?
・どういうポイントで叱ればいいの?
・ガミガミ言わないで過ごすには?
叱るべきか叱らないべきか、見守るべきか、叱ってでも教えるべきか?怒らないで優しく伝えるべき?親の役割って?
ついガミガミと叱りすぎてグッタリ(叱るって疲れます。)しない為に、
そんな疑問にお答えします。
子供を叱る事の必要性。
まずは叱る事の必要性について。
𠮟らない育児で
「子どもが自分で気付いていくのを見守るの。」
という方針の方もいるかもしれません。
と~っても素直で手がかからなかったりする子はそれでもいいのかもしれません。
では我が子はどうか?
答えはノー!です。
我が家の4歳と2歳の兄弟は日々何かしらやらかしてくれます。
𠮟らずに?無理です!
ダメなことはダメ!って教えたいじゃないですか。
でも、ただあれもダメ、これもダメ!と否定していては子どもに伝わらないんです。
なぜやっちゃダメなんだろう。なんで𠮟られたんだろう。
ここの「なんで?」と思うことが、子供の成長にとって大切なんですね。
なので叱る事も必要。
そこで子どもは、なんで?の部分を理解して、一つ一つ世の中のルールとか人と仲良くしていくためのマナーとかを学んでいきます。
叱るだけで、この「なんで?」を悪いことをした時に伝えてくれる人ってなかなかいません。
この子のために!と思ってきちっと叱る。
そして理由を教えてあげる事で、子供は納得して覚え、吸収していきます。
保育士時代にもつくづく感じていましたが、これができるのは、まず子どもにとって一番大切な環境である家庭。親をおいてほかにないと思っています。
なので親が必要な時に叱ることはとても必要なことなんです。
ただ、一度でわかる子供なんていませんので、根気も必要になります。
どういうときに叱ればいいの?
叱ることは大切。でも子どもを見ているとあれもこれも気になってしまい、
ついつい「あーしなさい こーしなさい」
と言ってしまいがち。
これになぜダメなのかをいちいち「あーだからこーだから」と親切に加えてあげたら、
ハイ!立派なガミガミ親のできあがりですね。
子供にとってはうるさいママの出来上がり、どんどん言う事を聞かなくなる…そうならないようにしましょう。
親も色んな人がいて、許せるラインは違っていたり、子育ての方針もそれぞれなので、叱るポイントが違うのは当然ですよね。
わが家の場合の叱るポイントは2つ。
- 危険なことをした時(自分にも他の人にも)
- 周りの迷惑になることをした時
です。他の何をおいてもここのポイントに触れた時はビシッと注意して本人に伝わるように叱ります。
ポイントをしっかり決めておけば、
いざ子どもが何かしでかした!
となっても、叱るところ、叱らないで教えるだけでいいこと、など判断ができます。
叱りすぎ…とまた反省…ガミガミ親から脱するには?
そうは言っても人間だもの!
気分や余裕のなさでカチッとスイッチが入ってガミガミ言ってしまうこともあるし、言わざるを得ない状況のことだってあると思います。
いいんです!そんな時があっても!
ここまで色々と書いてきましたが、できなくても良いんです。
だって子どもって注意してるソバから色々するでしょ?けっこう平気なんですよ。
これは大事なポイントじゃないから𠮟らないようにしなきゃ!と思って我慢していたら、逆に精神やられます。
感情的に怒っても、子供は案外、理解しています。
そうじゃなく、ちょっと叱りすぎてるかな?と思ったそんな時は、いわゆる小言の言葉を否定しない言葉に置き換えてみましょう。
我が家でよく出てくる小言ナンバー3は
- 「ちゃんと座りなさい」
- 「早く食べなさい」
- 「片付けなさい」
ですが、余裕のある時はなるべく
- 「おしりにのりをつけてイスにくっつけて座って」
- 「長い針が3までに食べようね」
- 「車のおもちゃ駐車場に持って行ってね」
などの言葉に置き換えて伝えるようにしています。
余裕がなくてイライラしている時、ついつい言葉がきつくなったりしますが、子どもに向けるトゲのある言葉って
実は自分自身にも向けられています。
上手に小言の変換をしてガミガミを減らせたら、子どもも親も嬉しいですね。
まとめ
・叱るポイントを決めて家族で共有しましょう。
・ガミガミの小言はうまく言葉を変換して子どもに伝えましょう。
私も余裕がなくて気がついたら一日ガミガミ!怒らなくていいことまで感情的に叱ってしまった…
なんて日も当然ありますが、
叱るところは叱り、その他はうまく言葉を置き換え、自分自身のストレスを減らしながら、子どもの良いところにも目を向けてお互いに育児を楽しみましょう。
見方を変えたり言い方を変えると、いつも怒っている子供の行動も、可愛かったり興味深かったりしますよ。
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