子育て中は何かとイライラ!子供に、旦那に、実母や義母にイライラと、子育てに頑張るママにイライラは必ず付いて回ります。
そうすると、ついつい怒ってばかりになっちゃいますよね。
自分でもわかっているのに怒ってしまう。しかも案外、怒る方も疲れますよね…
そこで、保育士で現在は自分の子供の育児をしながら感じる、
①イライラする時期と原因を探ろう!
②怒ってばかりの子育ての子どもへの影響は?
③じゃあどうすればいいのか?
の点を、保育士目線を含めて探ってみます。
①イライラする時期と原因
まず、子育てにおいてイライラしない人はほとんどいないと思います。
中でも特にイライラしてしまう時期
ってあるのでしょうか?原因別に考えてみましょう。
原因が子供にある場合。
子ども側に原因があるという場合、自我が芽生えるイヤイヤ期だったり、思春期だったり、歳はそれぞれの成長があるので一概には言えませんが、
子供から【自分】が出てくる時期ではないでしょうか?
子どもが生まれたばかりの頃を思い出してください。
- ミルクを飲んでくれない。
- 夜泣きが辛い。
- なかなか寝てくれない。
当時はとても悩んでいたことかもしれないけれど、そのことに怒ってばかりだった人はあまりいないんじゃないかと思います。
ところが、小さかった赤ちゃんにはだんだんと自我が芽生えて【自分】を出してくるようになります。
もちろん成長していく上でとても大事なことです。
でもその頃ってワガママだし、口は立ってくるようになるし、いらんことばかりするし。
そのくせまだまだ甘えたかったり、手がかかったり!
親からすると全然思い通りにならないですよね。
さらに仕事があり、疲れているところでこんな調子ならキャパオーバー!
保育士をしていても自分の子供となると…
イライラしてしまうのも無理ありませんね。
原因が自分にある場合。
寝不足や体調不良だったり、仕事や夫婦仲のストレスなど、イライラする原因になるものは、ママ自身にも色々あります。
自分がなんでイライラしているのか?
その原因を考えてみることで、今〇〇だからイライラしているんだ…と、まずは自分の状態を認めてあげることができると思います。
「わかっていてもイライラするし止められない!」
そうですよね。でも…
なんかいつもイライラしてるなあと気づいているあなたはエライ!
なぜならヘルプを出すことができるから。
物理的な助けだけでなく、友人やネットでも発することができれば、話をして共感してもらえるかもしれません。
案外こんな大変なのは自分だけじゃないんだ、とわかると楽になることも多いですよ。
保育園に来るママさん達も、何だか辛そうにしていても、自分で気付いていないというママさんも多かったです。
保育園に通わせているならば、保育士にもぜひ、話しを聞かせて下さい。
まぁだいたいは旦那に対してキツく当たるようになった時は、自分の中で何か辛くて溜まってきていますね。
②怒ってばかりの子育ての子供への影響。
あんまり良くないとわかっていても怒ってしまう…
怒ってばかりの子どもへの影響ってどうなんでしょう?
言う事聞いてくれないから!と思ってるお母さん、ちょっと自分に置き換えて考えてみてください。
例えば、
大人が仕事で少し慣れてきて自分で何かをやってみたい!とチャレンジしている頃、会社の上司に
「こんな面白そうな案はどうですか?見てください!」
と言ったところ、
「いらないことはするな!今忙しいんだ!」
と相手にされなかったり、ミスをした時に、「何やってるんだ!なんでこんなこともできないんだ!」「いい加減にしろ」だなんてイライラされたらどんな気持ちになるでしょう?
ずっとこんな調子の会社ならあなたならどうします?
- もう話してもわかってもらえないから言わないでおこう。
- 失敗したりできないことは色々言われないようにもうしないでおこう。
- 顔色うかがって表面上合わせておこう。
ずっとイライラを向けられると意欲がなくなっていくのは、大人も子どもも一緒です。
更に心配なことは、
“こういう時はこんな風に言ったらいいんだ!”と、
子供は親の行動を習って真似します。
友達にも言葉がきつくなったり、手を出したりするようになったりするかもしれませんね。
極端にずっと怒ってばかりいると?の話でしたが、
怒ってばかりしていると子供にあまりいい影響はなさそうですね。
③じゃあどうすればいいの?
じゃあイライラするな、怒るなってこと?
というのは無理な話で、親だって人間なのでイライラすることがあって当然ですよ。
子どもにも正直に「今イライラしてるんだ」とか「ご機嫌ナナメなの。」という事を伝えてみてください。
きっと子どもも大好きなおうちの人のことを理解しようとしてくれますよ。
我が家は上の子が2歳の頃、下の弟が生まれ、自分がいっぱいいっぱいになり気づけばイライラして怒っていました。
上の子がすることなすこと全てに、
“いらんことばっかりして!”
と思ってしまったり後回しにしたり…そんなある日、ふと
「最近怒ってばかりでごめんね。」
と言った日。
寝かしつけで寝たふりしていたら、布団を引っ張ってきてかけてくれて、「よしよし」と頭を撫でてくれました。
私の気持ちをどこまで理解していたのかわかりませんが、涙が止まりませんでした。
それと同時に、
こんなかわいい時期にイライラして怒ってばかりなのはもったいないな。
と思いました。
子どもに小さなイライラを向けそうになったら、子どもの前では女優になったつもりで演じてみてください。
保育士である私は、よく怒涛のように食べ物や飲み物をこぼす現場を体験してきましたが、心の中では
「あ〜〜!!またこぼした!も〜!!」
とイラっとしても、仕事先で子どもには「こぼしたら拭いたらいいよ、次から気をつけようね」と声をかけていました。
イライラした言葉をそのままぶつけると、なぜかその後もイライラさせる行動が続きます。
声かけに工夫をすると、今度は同じ場面にその子が遭遇した時に、優しい言葉をかけられるようになり、クラスの雰囲気も落ち着き、結果イライラするようなことが減るということがよくありました。
どうしても怒ってしまうという場合、いつもおすすめしていますが、
自分に余裕がなくなってイライラしてしまう場合は、まず自分の環境を見直しましょう。
子どもをパパ(ママ)に預けて、たまにはストレス発散になることに時間を使ってみたり、仕事のバランスを見直したり、生活が楽になるサービスを利用したり。
自分自身が少しでも穏やかに過ごせるような環境に近づけましょう。
子供の成長に対して、ママが全てを背負う必要は無いんです。
まとめ
- イライラする原因は子どもの成長段階によるものだったり、自分自身に原因がある場合がある。
- 怒ってばかりしていると子どもにいい影響はない。
自分の環境を整え余裕を持つことや、子どもへの伝え方、時には自分の気持ちを子どもに伝えることも大切です。
イライラはさらにイライラを引き寄せ負の連鎖になりかねません。
一度落ち着いて、どこかで自分の気持ちのコントロールを見つけて、その連鎖を断ち切りましょう!
とても手のかかる時期ですが、子どもの心の成長もめまぐるしい時期です。
せっかくのかわいい時期にずっとイライラするのはもったいないです。
子どもの成長にも目を向けて少しでも子どものためになる影響を与えられる親でありたいですね。
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