子育て中のママの皆さん。
いつも、家事と育児本当にお疲れ様です。
日本は、食べ物の種類も豊富だし交通や医療の充実。生活は本当に便利。
子育てするには、何の不便もない国です。
世界を見渡せば、決して良い環境とは言えない場所で子育てしなければいけない。
そんな状況の人もたくさんいますよね・
私は、子供が1歳の頃、夫の転勤でドイツで一年間暮らしました。
日本に比べれば決して、何もかもが整った環境ではなかったように思います。でも、1年後、日本に帰る頃には
「もっとここで子育てがしたい」
と感じるほど良いことがたくさんありました。
今回はそんな私の経験談。
ヨーロッパの子育てについて
そのしやすさ、良さについて考えて見たいと思います。
■街の中も自然が多い
ドイツの地に降り立って私が一番初めに感じたのは
街の中の緑の多さでした。
道路脇の木々や、公園の緑はもちろんですが、多くのアパートや住宅の窓際には、ベランダでお花を育てられています。
ちなみに私たちが住んでいたのはベルリンです。
ドイツの首都ですんですね。日本で言えば東京。
街中で、地下鉄などの交通も発達している地域でこの自然の多さは驚きでした。
ドイツは日本よりは緯度が高く寒いはずなのですが、春に行ったという時期も良かったのかもしれません。
青い空と、たくさんの緑とたくさんの花が、心地いい空気を感じさせてくれました。
子供達は毎日公園でドロドロになって遊んでいます。
公園には小さい子でも危なくないよう、落ちないように工夫されたブランコがあったり
アスレチックのような遊具も、小さい子用から、小学生くらいの子が楽しめるものまで様々ありました。
ちょっと草むらを見ると野生のうさぎやリスが、本当に物語のワンシーンのように走り回っています。
そんな中、お母さんたちは、だいたいレジャーシートを持ってきて、のんびり子供を見守っている。
ドイツの子育ての風景はそんな感じでした。
小さい子が、時には、砂を口に入れたり草の上を転げ回ったりするのですが
ドイツ人のママはほぼ気にしない。
「あ、また食べてる」と一緒に笑っています。
ドイツには清潔好きな日本人にはありえない光景がありました。
最初は驚いていた私も、気がつくと、郷に入っては郷に従え。^^;
そんな毎日が、子供を強くするのでは?と思いはじめました。
ドイツは小さい頃から、自立心を育てる教育に重きをおく国だと言われていますが、
こんな環境を一つとっても子供が自分でものを考え行動するという大事なことを学ぶのに良い環境なのではないでしょうか。
■人々や乗り物が子供に優しい
ベルリンは都会だっので、交通網はすごく発達していました。
バスや電車はもちろん、地下鉄もあり、乗っていてもそれほど危険を感じることもなく、親子二人で昼間は散歩をしたり買い物に行ったりと利用して暮らすことができました。
バスや電車では、ベビーカーで出入りすることが容易にできるように、ベビーカーが入れる乗り口や、ベビーカーを置く場所があるなど、工夫が多くされていました。
東京のように、ベビーカーで入っただけで嫌な顔をされるなんてことは1度もありませんでした。
それどころか、駅構内でエレベーターが壊れて
(ドイツではよくあることです)
上にも下にも行くことができず、ベビーカーで立ち往生していると必ず誰かが、
「一緒に上がろうか?」
と快く一緒にベビーカーを持って階段を移動してくれます。
お店や駅で働く人も子供には優しく声をかけてくれる人が本当に多かったです。
女性や子供、お年寄りには優しく接するという教育が小さい頃からしっかりされている国だからこそ、みんながそんな風に優しく接してくれるのだと思います。
日本人は「おもてなし」の国と言いますが、最近コンビニなどで感じるのは、機械的に言わされていることをいうお人形のような店員さんの応対です。
接客態度こそ、日本人の方がいいかもしれませんが、人間らしく心がこもったという意味では、ドイツの店員さんの方が私は優しさを感じました。
■幼稚園、保育園や病院(小児科)のこと
幼稚園にも少しだけ通わせたのですが、ドイツも幼稚園は不足気味。
幼稚園はなかなか空きがありません。
私は友人の紹介もあり、偶然すぐに入れることができましたが、多くの働く夫婦は、日本でいうところの
ベビーシッター的な(保育ママ)「ターゲスムッター」に預ける方々が多いです。
ベビーシッターといっても、5〜10人を預かって公園に連れて行ったり、一緒に遊んだりとしてくれるので、保育園のような感じでした。
アパートの一室を本当に幼稚園のように楽しく飾り付けて、お絵かきをしたり、工作やダンスをしたり。
先生が休みを撮りたい時は、父兄が代わる代わるその先生役を務めるみたいな日もあって、もちろん、ランチ作ったりをママがします。
なんか、こういうことも日本ではありえない感じなのですが、自分の子に限らず、どこの子に対しても親も協力できる国であることを感じました。
ちなみにうちの子が通った幼稚園も幼稚園ではあったのですがターゲスムッター的な幼稚園でした。
とてもアットホームで、私も一緒に保育にも参加させてもらいました。
それから、一番気になる病院(小児科)。
子供にとっては、ドイツの小児科は良かったです。
まず、待ち時間があまりそれほど長くない。
システムのせいと、ドイツ人が風邪ぐらいの軽い病気では病院には行かないというのもあるかもしれません。
とにかく、日本のように延々と待たされるようなことはなかったように思います。
ま、それなりには待ちますけどね。(^^;;
それから、先生や看護婦さんは白衣は着ていません。
個人病院でも総合病院でもあまり、白衣の先生はいませんでした。
みんな子ども慣れしていて絵本を読み聞かせて
この病気はこんな治療をするよ!
と、説明をしながら処置をしてくれるので、子どもは納得して治療を受けられました。
うちの子は臆病なので、こんな風に説明してくれる先生に、安心して見てもらうことができました。
■最後に、ドイツの子育てはこんな感じ。
今回は、私のドイツでの子育て経験からヨーロッパでの子育てのしやすさについて考えてみました。
いかがでしたでしょうか?
ヨーロッパでの育児は、決して、何もかもが充実してるかと言われれば、そうではないかもしれません。
でも、それを差し引いてもあまりある、人の愛情を感じることができる子育てができる場所ですよ。
今回書いたこと以上に色々な良さがありました。
(書ききれなくてすみません。)
親にとっては嬉しいことですが、本当にドイツの人は、子どものいる親子に対して優しいです。
レストランで並んでいれば「先にどうぞ」と前に通してもらったり、ちょっと、子連れでマゴマゴしてると誰かが助けてくれました。
もし、これからヨーロッパで育児をされる方は、地域にも寄るとは思いますが、良いところをぜひいっぱい吸収してください。
海外での子育て、ぜひ楽しんでください。本当に良い経験で、必ず役に立ちます。
また日本で子育てをされる方も
ヨーロッパ式?ドイツ式?の子育てには、子供への接しかたに参考にあることがたくさんあると思います。
ぜひ参考にされることおすすめします。

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