夫の海外赴任が決まり、子供を連れての海外生活。
そんな状況になり、違う環境での生活で、悩んでいる方。
私も、子供が幼い頃に同じ経験をしました。
もちろん楽しいこともたくさんあった海外生活ではありますが、今回は、ちょっと大変だったこと苦労したことを思い出して書きたいと思います。
もちろんどんな風にそれを乗り越えたかもアドバイスさせていただきますね!
もしこれから、子連れで海外生活が始まる方はちょっと参考にして気をつけていただければ。また、すでに海外生活で、色々と大変な方は共感してみていただければと思います。
■友人がいない、頼れる人がいない
海外生活で最初に心配なことは、周りに頼れる人がいないということです。
特に育児をしていると外に出る機会も少なく、友達もできにくい。
不安ですよね。
外に出ても、言葉も通じない。
知り合いも居ない。
家にこもってしまいたくなる気持ちもよく分ります。
でも、なるべく外に出てみてください。
買い物でも、お散歩でも子供を連れて近所の公園に行くだけでもいいと思います。
言葉が通じなくても、中学程度の英語でも、誰かとコミュニケーションを取ることで、少しずつ繋がりができていきます。
ここからは私の経験談です。
私は、スーパーで見かけた日本人らしき親子に声をかけたのがきっかけで、その友人から
日本語補習校【現地(ドイツ)で暮らす日本人の子供たちのために日本語を教えてくれる学校】
を紹介してもらい、そこでたくさんの現地で暮らす日本人の友達ができました。
みんな子供が居て、同じ年の子供のママ。
しかも、現地の男性と結婚した方々がほとんど。
そこで色々ドイツのこともドイツ語も教えてもらうことができました。
時には子供同士を遊ばせてどちらかの親がみている間、どちらかがお買い物に。なんてこともしてました。
また、こんなこともありました。
ある日、公園で、日本人と思って話しかけた親子が実は、モンゴルの方でした。
(日本人とモンゴル人てよく似ています^ – ^)
彼女はドイツ人のご主人が居て、ドイツ語は話せたのですが、英語はちょっと苦手。
私も中学程度の英語しか話せない。
そんな二人ですが、お互い拙い英語でコミュニケーションを取り合っているうちに仲良くなりました。
それからはお互いの家を行き来するくらい家族ぐるみで仲良くなりました。
彼女にはモンゴルのお料理を教えてもらったり、彼女のご主人からドイツ料理をでおもてなしをいただいたこともあります。
一人で悩んでいた育児のことも、誰かと会って話しているうちに解消されていきました。
海外に住むのはそれなりの覚悟と勇気が必要です。
国際結婚をして、海外に住む友人たちは強くて明るくて前向きです。
こちらの悩みがちっぽけと思うくらい元気付けられるし、励まされました。
現地での暮らしが長くなれば、いずれ友人ができて行くとは思いますが、最初の一歩は、やはり自分の勇気しかないと思います。
勇気を出して最初一歩、外に出て、誰かとコミュニケーションを取ること
難しいことかもしれませんが、一人で悩んでいても何も変わりません。
一つドアが開かれた気持ちになりますよ。
■家族が病気になった時が一番大変!
私が、ドイツ生活で一番大変だったのが、やはり、病気の時だったような気がします。
私は、勉強不足で、全く病院を下調べして行かなかったので、何かの病気になるたびに、病院探しから病状をネットで翻訳して紙にプリントしていって持って行ったりしていました。
病院だけは、何かあった時のために下調べしていくことをお勧めします。
うちの子は、現地で食物アレルギーが発覚。
ドイツでアナフィラキシーショックになりました。
初めての経験で、何が起こったのかわからず呆然とする私に、その時たまたま遊びに来ていた日本人の友人が病院を紹介してくれて、彼女のご主人(ドイツ人)も駆けつけてくれて、先生に病状を伝えてくれたおかげでなんとか助かりました。これも友人のおかげです。
今思い出しても、寒気がするほどどうなることかと思いました。
このようなことは普通はなかなかないとは思いますが、その後も子供が小さい頃は風邪を引いたり病院にお世話になることは多かったので
病院だけはちゃんと場所など確認しておいた方がいいと言えます。
それから、緊急の時の救急車の呼び方も何か紙に書いてでも置いておいたほうがいいでしょう。
私は、子供ののアナフィラキシーの時、救急車を呼ばなかったことを後で先生に指摘されてしまいましたから。
また病院といえば、子供の予防接種を打つ場所が”足”だったり、風邪を引いた時は熱を冷ますため、なるべく冷やす(温めない)ように言われたりと、日本とはだいぶ違うことを言われました。
ただ、病院(小児科)の雰囲気は、良くて、先生や看護婦さんも普段着で(白衣ではなく)サラッと、幼稚園の先生みたいに優しく対応してくれます。
日本もこんな風なら子供も怖がらないのにと思いました。
■日本と違うことは色々。郷にいっては郷に従え。
病院に限らず、
日本ではこうだったのに!
とあまりの違いにびっくりしたことはたくさんあります。
場所にもよるとは思いますが、ドイツなどのヨーロッパは、水道水は硬水のため、赤ちゃんなどは毎日お風呂に入れてはいけないと言われました。
もちろん、髪の毛を毎日洗うなんて以ての外。
大人でも、3日に1回ぐらいのシャンプーでないと髪が痛むのでやめた方がいいということでした。
湯船に浸かることもほぼなく、シャワーがほとんどの毎日。
日本人の私たちにとってはこれが一番辛かったような気がします。
日本人は改めて清潔だな〜と感じました。
それから、靴!
ドイツはとても良い靴が色々売っているのですが、
高い!
子供の靴でも日本円で10000円以上なんていうのがザラです。
しかも、皮製で硬かったり、紐が結びにくかったりと履きにくい。
日本に帰ってきてからドイツで買った靴をそのまま幼稚園に履かせて行ったら、幼稚園の先生から電話がかかってきて、
「子供になんであんな履かせにくい靴を履かせるんですか?」
と注意されたことがあります。
ドイツの幼稚園では、先生が、一人一人、時間をかけて外出のたびに履かせてくれて、脱がせてくれていたのですが。
ともかく「郷に入っては郷に従え」
現地にいる時はそういうものかとそのようにしていましたが今思うと色々違うこともあったな〜と思うことがたくさん。
それに慣れてしまえばなんてことないのですが最初はびっくりしますよね。
ストレスを感じることが多いかもしれませんがもう、これだけは慣れるしかありませんね。環境は変えられませんから。
高い靴などは、後で友人からネットで安く購入する方法などを聞いて、ネットで買うことができました。
やはり友人は助けてくれます。
他に日本よりいい部分が色々あると思うので、日本の良いところ、海外の良いところ、いろんな考えがあることを学べることを楽しんで生活するべきだと思います。
■最後に
今回は、私の経験談から、海外で子育てしながら苦労したことを紹介せていただきました。
確かにかなり苦労はしたのですが、学んだことも多かったです。
今回挙げたこと以上にいろんな苦労がありましたが、今思えば、子連れ海外生活は楽しい思い出ばかりが思いだされる充実した毎日でした。
やはり、友人ができたことが1番の助けになったような気がします。
そして今の私にとっては日本以外の国に友人がいることが何よりも自分の宝物になっています。
海外で生活する皆さんが、色々な方とたくさんのコミュニケーションをとって、友人を多く作られること。
それを心から応援しています!

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