プログラミングという言葉を聞いて意味がしっかりわかる主婦はどれくらいいるのでしょう?
私も、夫もパソコンに関わる仕事をしており、また子供にはプログラミング学習にもなるからとマイクラやスクラッチなどをやらせてはいるのですが、
正直なところ、それに何の意味があるのか?
はっきりしたところはわかっていないような・・・。
今回は、「主婦でもわかる!子どものためのプログラミング教育」について。
また、マインクラフトってプログラミングに役立つの?について考えながらお伝えいたします。
■文科省が進めるプログラミング学習とは?
最近では、子どもの習い事の上位に
- 「プログラミング教室」
- 「ロボット教室」
が入ってきます。
プログラミングの授業も必修になるのが決定のようです。
経済産業省から出されている文書を1部を抜粋しますと、
人材不足が今後より一層深刻化すると考えられる中、IT人材の育成や確保に向けて取り組むべき
内容を、以下の5つのポイントに集約して示した。
①より多様な人材(女性、シニア、外国人材)の活躍促進
②人材の流動性の向上(高付加価値領域への戦略的人材配置)
③個々のIT人材のスキルアップ支援の強化
④IT人材への処遇やキャリアなど、“産業の魅力”の向上
⑤先端IT人材、情報セキュリティ人材、IT起業家などの重点的な育成強化
要は将来的に、エンジニアを育てないと世界から取り残されることが予想される。
ということ。
それにアメリカと比べて遅れているということで、日本でも、もっと有能なエンジニアを”子どもの頃から”育てていかなければということです。
そこで、STEAM教育という概念を取り入れた、プログラミング授業です。
プログラムとは何か?簡単に言うと、人間がコンピュータへ命令を伝えること。
「まず〇〇して次に△△して、最後に●●する」
みたいなことをコンピュータに人間が指示を出し、それをコンピュータが実行する。
それがプログラミングです。
STEAM教育という概念も最近よく耳にするようになりましたがプログラミング学習もその中の1つです。
STEAM教育についてはコチラ↓

ここまで聞くと、あまり詳しくない主婦の私でも、確かに今の世の中が、プログラミングがあるおかげで、色々なことが人の手をかけずに自動的にできるようになった世界になったということがわかります。
自動ドアしかり、自動で水が流れるトイレなどなど。
で、これからもきっともっと便利な世の中になっていくためには、
それを開発する明日のプログラマーが必要!!
ということなんでしょう。
何となくわかりました?
小学生のプログラミングは?
そして、プログラミングと聞いて、難しい言語を打ったり、パソコンをカシャカシャ打つイメージを持ってしまいがちですが、小学生のプログラミング教育では、そのような難しい言語を打つ(コーディング)や、プログラミングを読み解く勉強ではなく、
その思考(論理的思考)の勉強をする。
ということが文部科学省のサイトにもあります。
プログラミング教育とは、子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うよう指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育むことであり、コーディングを覚えることが目的ではない。
出典:文部科学省(文科省)「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)」http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1375607.htm
小学生の子供がプログラミング自体を学ぶわけではないんですね。
■マイクラで楽しく論理的思考を身につける
ではなぜ、子供達の間で大人気の
「マインクラフト」がその論理的思考を育てるのにいいと言われるのか?
まず、マインクラフト(マイクラ)が他のゲームと大きく違うところは、
目指すべき目的やゴールがないというところです。
仮想空間の中で、様々な材料を使い、建造物を建てたり、植物や動物を飼って育てることもできます。
時にはモンスターが現れて身を守ることも考えなければいけません。
このような作業の中で、子供達はマイクラのゲームを通して様々なことを学ぶことができます。
書籍「マインクラフトで身に付く5つの力」の中では、「マイクラ」のゲームをすることで、以下の5つの力が身に付くと書かれています。
・自ら学ぶ力
・問題解決力
・理工系の思考力
・コミュニケーション力
結構勉強になるんですね。
また、マイクラの中で度々登場するのが「レッドストーン」というブロック。
このブロックは様々な思考回路を学ぶことができます。
ゲーム上ですが、レッドストーンを使うことで、自分で考えた「自動〇〇」を作り、作動させることができます。
(例えば、「落とし穴」「夜になったらつく電気」「自動ドア」など。)
このように、自分で考えたことを実行させる。
当たり前のことのようですが、自分で考え、その世界ができていくって、子供ではなくても興奮しませんか?
今までのような、敷かれたレールの上を辿っていけば、何とかかんとか人生どうにかなる時代は、すでに終わりかけていますからね。
これからは、自分で切り開く思考力がなければ、取り残される。
そんな危機感を抱かずにはいられないのが現代…
「マイクラ」はプログラミングだけでなく、将来に役立つ教養や知識と力を教えてくれるゲームとして高い評価を得ているゲームなんです。
■マイクラで数学や自然、石など様々なことに興味を持つことができる
「マイクラ」の中で、使う材料は、仮想のものもありますが、実在する原料や木や石なども登場します。
うちの息子も、「マイクラ」で、石の種類、木の種類などを結構覚えました。
「ママのお家は何の木で作る?リビングは何階ににする?」
そんな会話をしながら1時間後には、あっという間に素敵なお家がパソコン上にできています。
時には、地下で、隣の家とトロッコで繋がっていたり、凝り固まった大人の頭では想像できないものを子供は難なく作っていきます。これには感心ですし、子供の可能性を感じずにはいられません。
それと、空間認識能力。
マイクラはだいたい3D空間の中で、四角い箱の組み合わせで家などを作りますが、その、距離の測り方や空間認識が、すごく早くなりました。
学校のテストなどでよくある、「箱がいっぱい積み重ねられている絵を見てこの立方体の中にある箱の数は?」みたいな問題。
ウチの子はこの手の問題を解くのがメチャメチャ早いです。
これもマイクラ効果、マイクラのメリットの一つのようですね。
こういった基本的なブロックを使う事は、結構早い年齢からでもできます。少し早めからやらせても良いのかもしれません。マイクラは何歳から?についてはこちらの記事で。
■最後に
今回は、
プログラミング学習とは何か?
ということと、子供達の間で大人気の
「マインクラフト」
が、そのプログラミングの思考にとても良いと言われている理由について、子供を見ながら考えてみました。
私自身も勉強中ですが、全然興味のなかった主婦の方でもご理解いただけたのではないでしょうか?
遊んでばかり、ゲームばかりと思っていた
「マインクラフト」
結構勉強になることが詰まっているんですね。
とはいえ、ズ〜っと画面をみてばかりでは身体にはあまりよくありませんよね。残業が悪とされる時代ですし、時間は決めるべきですし、ついでに時間の管理も子供に身に付けてもらえれば嬉しいです。
そして「マイクラ」で培った創造力と思考で、例えばリアルな工作をしてみる。日曜大工をさせてみる。ママがいつもやってるお料理も。
自分で工夫して何かを成し遂げる。
というのは、決して「マイクラ」でしかできないことではありません。
デジタルとアナログ教育をコラボさせているワンダーボックスという教材も話題です。
話題のSTEAM・プログラミング教育教材なら【ワンダーボックス】
興味を持ったこと、様々なことに挑戦できる子、成し遂げられる子になるよう、ゲーム以上に日常を充実させることができるよう、いろんな挑戦の幅を作ってあげてください。
これからの時代を生き抜けるように、お子さんを未来をぜひ応援してあげてくださいね!
小学生になったら、マイクラとスクラッチというプログラミング言語を組み合わせてた、マイクラッチで学習できるインターネット学習もおすすめですよ。

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